くらもち ふさこのマンガは、かれこれ、35年にわたって読んでいる
もちろん刊行されたものはすべて読んでいる
近作「駅まで5分」は、
かつての名作「おしゃべり階段」を髣髴とさせる
見事な構成力
視点を複数化し、同じ場を別な人物からとらえてゆくところなど、
彼女にしかできない描写ではないだろうか
ばらばらと登場人物が、ある出来事をめぐって動き回る
しかしそれは点で終わる
だがその次の人物が動き始めると、前に登場した人物は、
脇役として現れる
まだ先が見えないが、もしかするとドラマチックなことが
起こらないまま、終わるかもしれない
それでもいい
そういう「日常の風景」を描いた作品なのだから。
もちろん刊行されたものはすべて読んでいる
近作「駅まで5分」は、
かつての名作「おしゃべり階段」を髣髴とさせる
見事な構成力
視点を複数化し、同じ場を別な人物からとらえてゆくところなど、
彼女にしかできない描写ではないだろうか
ばらばらと登場人物が、ある出来事をめぐって動き回る
しかしそれは点で終わる
だがその次の人物が動き始めると、前に登場した人物は、
脇役として現れる
まだ先が見えないが、もしかするとドラマチックなことが
起こらないまま、終わるかもしれない
それでもいい
そういう「日常の風景」を描いた作品なのだから。
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