先日、鈴木宣弘さんのオンライン学習会に参加しました。
市民ネットワーク千葉県の方の主催だったので、千葉県の現状も併せてお話しされていました。約100名の方が参加されていて、現在、農業に従事している方や関連している方が多く参加されていたみたいで、最後の質問の内容がとても具体的でした。
学習会では、農業の現状、現在のような状況になってしまった要因、そして、今後の対応策についてお話ししてくださいました。
日本の食料自給率が38%と言われていますがこれはカロリーベースの自給率で、飼料、肥料、種を考慮した実質自給率は9.2%です。東京は0.4%、大阪は1%で物流が止まると真っ先に飢えるのが都市部の人たちということになります。
また、もし核戦争が勃発した場合、
*直接的な被爆による死者が2,700万人
*「核の冬」による食料生産の減少と物流停止による2年後の餓死者が食料自給率の低い日本に集中することになります。
世界全体で2.55億人
その内、日本で7,200万人
日本の人口の6割、世界の3割に相当する日本人が餓死すると言われています。
核戦争を想定しなくても物流が停止すれば、今のままでは多くの日本人が餓死することになります。
深田萌絵さんのこちらの動画では鈴木宣弘さんが、先日の学習会でお話しされていたようなことを話されているのでご紹介します。
日本の食料自給率
種子法や種苗法など
財務省と農水省の関係
経産省が農業を生贄に差し出す
食料農業基本法25年ぶりの改定など
コオロギ食、培養肉、ゲノム編集食品を日本政府が推進していた
「アミノ酸」という表示でコオロギパウダーを既に食べさせられている
日本の子どもたちが実験台にされている
動物に最初にゲノム編集したのは日本など
日本の農業が現在のような状況になってしまった大きな要因のひとつに戦後のアメリカの占領政策があります。アメリカは自国の余った小麦を日本人に食べさせるために、日本の食文化を大きく変えました。
当時、慶應大学医学部教授の林髞(たかし)氏が著書『頭脳』のなかで、「米を食うとバカになる」と言った言葉を多くの日本人は信じて、それまでの米が主食だった食生活をあっという間に変化させてしまったのです。
「米を食うと癌になる」
「米を食うと高血圧になる」
「米を食うと太る」
これは根拠のないことでアメリカの政策を後押しするためのものだと今なら分かりますよね。
こちらの記事を参考にしてください。
食の欧米化を進める政策として、「キッチンカーとフライパン運動」というのもありました。フライパンの使い方を知らない日本人の主婦をターゲットにキッチンカーで洋食の作り方を教えることをしていました。
こちらの記事を参考にしてください。
こんなにあっという間に食生活を変えてしまった民族は日本人くらいしかいませんでした。
しかし、今や、外国の人たちが日本食の魅力に氣付き、日本食レストランが世界中にでき、外国から日本に日本食を学びに来ています。外国人旅行客の間でお寿司を握る体験が大人気です。
そして、
「和食」は2013年にユネスコの無形文化遺産に登録されました。
今はどこに行っても食べ物が手に入ります。
飽食の時代とも言われています。
しかし、簡単に安価で手に入る食べ物には農薬、化学肥料、添加物が多く使われています。世界中で危険性が問われ使われなくなったものは日本に持ち込まれて、何も知らない日本人が食べています。
日本の食品企業は、海外用には添加物を使ってないものを作って輸出しています。
そのため、病気になる日本人が増えています。日本人の2人に1人が癌になる時代とも言われています。おそらく、これからさらに増えるでしょう。ただ、ここでは省きますが、癌のことをきちんと学べば、防ぐことも治すこともできます。
鈴木宣弘さんがおっしゃっていましたが、日本人がモンサントの農薬を使った作物を食べて病気になったら、モンサントが合併したバイエルの医薬品を使うという新しいビジネスモデルがあるとかないとか。
治験用の猿の値段が高騰してレプリコンワクチンでは日本人を実験台にすると言われていますが、実験台にされているのは今に始まったことではないのです。
いろんなことを知ってしまった今、安心安全なものを手に入れるのはとても大変だということが分かります。
農薬や遺伝子組み換え食品を食べて、自分とその子どもは大丈夫でも、その先の孫やひ孫に影響が出ることもあるそうです。
頑張ってくれている農家さんがまだいる今、私たちはどうしたら良いのでしょうか?
本当に、日本の農業は崖っぷち!
鈴木宣弘さんは今後どうしたら良いのか?についてもお話しして下さいました。長くなったので、そのことについては次回書きますね。