クライアントさんが持ってきたテーマ(相談内容)が
実はダミーであることがあるって言うのは
カウンセリング業界(?)ではあるあるです。
以前、
家を出たい、親の支配下から抜け出したいということがカウンセリングのテーマになることがありました。
この時、クライアントさんは一生懸命にその目標を叶えようとしているように見えて
実は引き留めて欲しいという本音が隠れていたんです。
クライアント本人も気が付いていない
本音の部分を見つけることができるでしょうか。
こんにちは! 長崎・佐世保 色彩心理カウンセラー/カウンセラー養成講師 日南(ひなみ)絵里です。
今回はセラピストのためのこぼれ話を。
親の支配から抜け出して、1人暮らしをしたい。
そんなテーマになったカウンセリングがありました。
行くあてとお金はあるのかと聞いたら、
アパートは押さえてある。
お金は貯めてたし、お給料もちゃんと出るから一人暮らしはできる。
母はずっと昔から一人暮らしには反対だったので
父に相談してGOサインが出たら明日にでも出ます、とガッツポーズ。
さぁ、このクライアントさん。
もちろん家を出るという企みは失敗。
お父さんにやんわり反対されたのです。
こうなることは分っていますよね。
「父に相談して」のあたりで、「ダメだこりゃ」です。
本気で窮屈な家を出るつもりで
アパートを押さえ、
お金のやりくりも計算しているなら
親が仕事に行ってるうちに荷物を運び出してドロンか、
「一人暮らしするから!」と真っ向から宣言して
親には反論の余地を与えない。
これで万事うまく行くはずです。
この方は家で親の支配下にいることになんらかのメリットがあるのです。
なんのメリットがあるかこの時点では分からないけれど
「父に相談して・・・」のあたりで
カウンセリングのテーマは
家を出ることではなく、
親といかに上手く付き合うかというほうに転換します。
このクライアントさんは家を出ることを本当は望んでないので
家を出ることは一旦横に置くんですね。
親との関係が落ち着いて
気持ちの整理がついたら
本当に家を出て一人暮らしをするタイミングが来るのかもしれません。
来ないかもしれない。
それはそれでいいのです。
クライアントさん本人の選択ですから。
カウンセラーとしては、このカラクリに気付けるか気付けないかが大きな分岐点になります。
まずはカウンセラーが気付かなければ
クライアントさんはいつまでたってもダミーの目標に向かって頑張って
断念して、と繰り返すことに。
話を聞いていたらピンと来るはずなので
がんばって腕を磨いて行きましょう!
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長崎・佐世保 色彩心理カウンセラー 日南絵里でした。