こんにちは。小尻美奈です。
先日、家族旅行で箱根・熱海まで行ってきました。
箱根で立ち寄った彫刻の森美術館。
美術館と言えば
静かにしなければいけない・・・
大声で話してはいけない・・・
走ってはいけない・・・
そんなルールが当たり前。
でも、ここは違います。
雄大な自然の中を散策できる美術館なので
子どもたちが走ったって、歌ったって、OK!
自然があるからこそ、彫刻の美しさが引き立ちます。
大人にとっても気持ちの良い空間ですが、
子ども達にとっても、芸術に触れることのできる心地よい空間です。
キッズエリアには、「シャボン玉のお城」や「ネットの森」があり、子ども達は身体をいっぱい動かすこともできます。
足湯もあり、親子で楽しめる美術館でした。
こちらの美術館には、ピカソ館があり、ピカソの作品が319点も展示されています。
私が好きな、ピカソが遺した言葉があります。
「誰でも子供のときは芸術家であるが、問題は大人になっても芸術家でいられるかどうかである」
子どもは、素直に感じたままを表現しますが、
大人になるにつれ、子どものような柔軟な思考、豊かな感性が失われることも多いような気がします。
どれだけの大人が、「素の自分」を表現しているでしょうか・・・。
経験値が上がり、多くの常識やマナーを身につけ、様々な価値観がつくられます。
「どう見られるか?」「どう評価されるか?」と他者の視点も気になります。
周りに合わせることを覚えます。
気がつけば、自分を守るために頑丈で分厚い鎧をまとってガチガチになっていたりします。
それが決して悪いということではありません。
大人になるということは、そういうことなのかもしれません。
ただ、その身につけた多くの常識やマナー、価値観。
そのまとった分厚い鎧が、ときに自分を苦しめているかもしれません。
怒りの感情の正体は、自分の「べき」
〜するべき!
〜するべきでない!
という自分の考え方が怒りの原因。
まとった分厚い鎧は、言い換えれば自分の「べき」。
「べき」を身につけていることで、自分を守ることもできますが、
その「べき」をまとっているから、窮屈で苦しくて重くて、イライラに振り回されているのかもしれません。
思い切って鎧を脱いでみたら(べきを手放してみたら)
もっと身軽に、自分がラクになることもあるでしょう。
自分が「べき」の鎧で、がんじがらめになっていないか?
ときに、自分を振り返ることも必要ですね。