昨日は、第3期「心静まるなぞり書き般若心経」の最終日。
コロナ禍にはじまったオンラインの写経講座が、最終回を迎えました。
それぞれが、稀有な時間と体験をいただきました。
「アーナンダよ
ヴェーサーリーは楽しい
ウデーナ霊樹の地は楽しい
ゴータマカ霊樹の地は楽しい
七つのマンゴーの霊樹の地は楽しい
バフブッタの霊樹の地は楽しい
サーランダダ霊樹の地は楽しい
チャーパーラ霊樹の地は楽しい」（大涅槃経より）
ブッダは亡くなる前に、そう、言われたという。
人の世の幸せを願い、人の幸せを願い、
歩いて、歩いて、歩いて、歩いて、
伝えて、伝えて、伝えて、伝えて。
そうやって、あなたは
愛しさを積み重ねてゆかれたのですね。
この世を去る前に、命を終えるその瞬間に、
心が幸せにみちているって、なんて幸福なのだろう。
その、こころがタネとなり、
こころから生まれた、般若心経。
それは、幸せに生きるための智慧の詰まった教え。
それを伝え、共に学んだ三年。
全人類が体験したことのない、コロナという見えない脅威。
喉元過ぎればなんとか・・というけれど、あの時、世界が息を潜めていた。
だからこの講座をはじめようと思った。
「今必要なのは、未来にタネを蒔くこと」
静かな時の中、向き合って、向き合って。
そうして、み仏の言葉のタネを蒔く。
タネを蒔くのは、わたしではなく。
あなた。
三年連続で参加してくださった方、
二年連続で参加してくださった方、
一年頑張って参加してくださった方、
みんな、ありがとう。
その時、あなたがしていたことは、
まさしく「タネを蒔く」ことでした。
み仏のまなざしに包まれて
タネを蒔いていた。
その姿を、
観ていらっしゃった。
物言わず、
ただ、見守っていらっしゃった。
一年先、
二年先、
三年先、
十年先に、
芽が出て、
すくすくと伸びて、
大樹になるかもしれない。
美しい花を咲かせるかも知れない。
般若心経に触れるということは、
そういうこと。
心経を学ぶというのは、
そういうこと。
物心ついて、仏縁をいただいて、学びを深めてきた。
けれども、自慢できるようなことではなくて。
学べば学ぶほど、目の前には、
限りないソラが見えている。
くっきりと。
世の中には、数え切れないほどの般若心経の本がある。
けれど、ほとんどは、書かれた方の「段階」で捉えた世界が書いてある。
たった一巻の、それもたった272文字の、すさまじさ。
深さ。
広さ。
もしも、忘れずに、学びを深め、積み重ねてゆけば、
果てしない地平線と、明るく開けた世界が観えるだろう。
積み重ねればね。
でも、ひとつ大切なことは、
「果てしない地平を観るため」でも、
「明るく開けた世界を観るため」でもなく。
般若心経は、み仏の教えは、
ささやかな日々を「共に幸せに生きるため」に、
そのためにあるということ。
どうぞ、幸せを選んで生きてください。
あなたは、幸せになるために生まれてきたのだから。
あなたこそ、
幸せな光を世界にもたらすために生まれて人だから。
月に一度、木曜日の夜に開催したオンライン写経講座。
これを三年も続けてこられたのは、
一人ひとりのがんばりはもちろんだけれども、
なによりもご家族の理解と協力があったから、できたこと。
皆、最後はただただ感謝で。
ただただ、感謝の涙でした。
そうして、誰もが般若心経の功徳を感じずにはいられない瞬間でした。
なんという思い出深い三年。
一生、忘れることはない。
この三年の学びは、それぞれの中に確かな変化を起こし、
けれど、そこで終わりではなく、
積み重ねた日々と、時間と、文字と、言葉と、心は、
これから先未来へとずっと繋がっていて。
折々にその花を咲かせてくれる。必ず。
一文字一文字が、仏であり、
一文字一文字が、幸せのタネだから。
いつの感じで、かる〜く（笑）わたしに声をかけられ、
三年間も、書の講師を務めてくれた直子さん、ありがとう。
いちばん大変な時に、重い仕事を、
真っ直ぐに、向き合って、
誠心誠意、真心こめてやり遂げてくれたこと
心から感謝しています。
ありがとうございました。
そうして、
直子さんのお母様、ありがとうございました。
いつかお会いしたかったです。
（でもきっと、いつもご一緒でしたね）
さいごまで、本当に、ありがとうございました。
わすれません。
般若心経の功徳が、
お母様にも届いていることを信じています。
さまざまな見守りに、有難いご縁に、
心から感謝いたします。
仏法は、み仏の智慧の教えです。
それは、真に幸せに生きることを教えてくれます。
般若心経には、そのエッセンスが、ギュッとこめられていて、
とても短いお経ですが、
仏法のすべてが詰まっていると言っても過言ではない。
もしもこのブログを見てくれた人が、
般若心経に興味をもってくれたり、学んでくれたりすると
とても嬉しく思います。
般若心経やみ仏の教えに触れる皆様に
あまたの佳きこと訪れますように。
仏説 摩訶般若波羅蜜多心経
観自在菩薩
行深般若波羅蜜時
正見五蘊皆空
度一切苦厄
かつて、
観音様がそうなされたように。
一人ひとりの幸せかから
この世界全体の幸せがうまれる
その日を、祈念して。
なぞり書き般若心経の講座は終わりましたが、
引き続き仏法の茶話会は開催してゆきます。
仏陀に始まる仏法の智慧を伝えるソラ〜宇宙〜の茶話会。
12月より内容をリニューアルします。
茶話会の中に筆書きの時間を設けました。
日本人の暮らしの中には、仏法の言葉が溶け込んでいます。
それと気づかずに言葉を使っているのが現代の多くの日本人です。
縁とは？諦めるとは？
いろは歌に至っては、今では知らない人も多いそう。
言葉を知らないってじつはとても残念なこと。
意味をちゃんと知ると、そこには計り知れない豊かさがあるのです。
そうして、真の理解は、深い癒しを起こします。
茶話会でお伝えしている言葉は、
「積み重ねていただければ」幸せの扉を開いてゆく杖となります。
五十数年この教えを学び生きてきた経験に基づきお伝えします。
まずは、半年。
そして、一年。
コツコツと、ぜひ、ご一緒に。
********************************************
ソラ〜宇宙〜の茶話会「扉をひらく言葉たち」
日 時 12/21（木）20時30分〜22時
場 所 オンライン
参加費 各回 5000円
※初回の方は筆ペンをご案内しますのでご用意ください。
※筆ペン費用は3000円ほど。
2024年開催予定
1/18（木）2/22（木）3/21（木）4/18（木）5/23（木）
6月以降は後日発表
********************************************
ソラ〜宇宙〜の案内人
真空 清原真紀
代々続く寺の家系に生まれる。
幼少時に瞑想を通し、深い宇宙観に目覚め、得た気づきを確かめるように学び成長する。
「言葉」「絵」「写真」の三つを柱としてさまざまなクリエーションを行い、「伝え、届け、創ること」を仕事とする。
自らの学びと経験を元に、仏法～未来を創るこころの言葉～を伝えている。
ソラ〜宇宙〜の茶話会
塗香講座「折々の香」
響きあう色彩の世界
写真の言葉PhotoWords
Personal Branding
企画・Design・Produce
お申し込みはソラメールにて
