光照らす夜に。 |  ソラいろのタネ ソラ〜宇宙〜のアトリエ

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ソラ〜宇宙〜のアトリエ 主宰
SPACE・SOLA〜宇宙〜 プロデューサー 
繪と写真と言葉という表現を通して、
誰もが幸せを感じて生きるための気づきやきっかけを届けています。
豊かな世界を共に創るためのスペースをプロデュース。






その光は変わらずそこにありました。


世界から忘れ去られても、変わらずいつもそこにありました。







ある日のこと。


遠くから小さくて微かな光を見つけた天使たちが、


千の昼と千の夜をずっと歩き続けて、光の元へとたどり着きました。







おお・・・やっと・・・なん百年ぶりだろう・・・。


やっと、来てくれたね。


光はそう言うと、「わしの最後の願いを叶えてくれるかい?」


そう言いました。


二人の天使はうなずきました。







「わしの命の灯火はもうすぐ燃え尽きようとしている。


どうか、わしの中の種火を、心あるものに繋げて、伝えてくれまいか。


その種火は、新しい場所で、再び育まれ甦ってゆくだろう」


二人の天使は、うなずき、そして旅立ちました。







歩いて、歩いて、探しました。


世界中を、探しました。







そして一年が過ぎた頃、二人の天使は戻ってきました。


「見つけたよ。連れてきたよ」







「光さん、光さん。私たちはあなたをずっと昔から知っています。


私たちの守るお社の光が失われて100年経ちます。


どうぞ、私たちのお社へあなたの命の種火をお分けください。


それは多くの人々に喜びをもたらす光となってくれるでしょう」







「おお・・そうか。 伝えてくれるか。


ありがとう。ありがとう」


そう言うと、光は喜びいっぱいに輝きました。







「わしの光は、この世界が始まる時から灯り続けてきた光。


その声に耳を澄ます者は、命の尊さや命の真実(ほんとう)を知るだろう。


諍いをやめ、手を取り合い、愛することを知るだろう。


共に分かち合い愛することがこの世界の願いだと、知ることができるだろう。


伝えておくれ・・・永遠に」







はい。


伝えてゆきます。







天使たちも、お社の狛犬たちも、約束しました。







光は安心したのか、言葉なくゆらめていました。


静かに、うれしそうに、揺らめいていました。







みんな、うれしそうに、揺らめく光を見つめていました。


静かに、うれしそうに、見つめていました。







光は・・・ひとつ


光は・・・どこにでもある


いろんなところに







姿を変えて


形を変えて


人の心に降り注ぐ


世界中に降り注ぐ


この星に降り注ぐ







命あるものすべてに


降り注ぎ・・・伝えられてゆく


私たちの命の中に・・・



photo













きのうの夜、キャンドル見てて、この子たちの写真撮りたくなって・・。


楽しい夜でした。