あなたは、どんな光になりたいですか?
わたしは、そう尋ねました。
あなたは、あなたという存在を通して、どんな光をこの世界へ還元したいでしょうか?
そう、問いかけました。
光というものは、愛は、あなたを確かに、確かに導いてくれます。
あなたが注目する、不足している部分でも闇でもなく、
光が、あなたを、確かに導いてれます。
もう、闇の世界は終わりを告げたのです。
そこにあるのは、調和の世界です。
あなたは、すべての色彩を纏っていて、それでいて、光なのです。
それで、いいのです。
あなたは、あなたの人生を通して、
命という時を通して、どこへ向かいたいでしょうか。
あなたを導いてくれる光は、あなたにしか、見えません。
しっかりと捉えたら、それから目をはなさいことです。
道標はいつも、そこにあります。
ソラ高く。
*
幼稚園にあがって、四つぐらいの時でした。
わたしは観音さまという慈愛に満ちた光に出会い、
生涯をかけて、一歩一歩近づいていこうと決心しました。
確かな目標を持つことは、目指す光があることは、
人を強くしてくれます。
人を強く、優しく、大きく・・光が自然に育んでくれます。
目指す光は、人によってそれぞれ違って、それでいい。
一昔前の日本では、政治家も教育者も、普通に暮らしている人だって、
一本筋が通っていて、人生の目標をしっかりと定めている人が多かったように思います。
それが、達成できるとか達成出来ないに関わらず。
光・・夢・・未来に向かって、一歩一歩踏みしめるように、くじけながらも歩いてきた。
私たちは、いつの間にか、便利であることやスピーディであることに慣れすぎて、
一歩一歩、コツコツ行うということを忘れてしまったようです。多くの人が。
そして、たゆまず努力することを厭わないまっすぐな心を。
今の世の中、政治家や社会のシステムがよくないと、そんな声をよく耳にします。
それは確かにあるように私も感じていますが、
何よりも、大切なのは、私たち一人ひとりの思考や行いです。
普段の生活です。
私たち一人ひとりがそこに目覚めたならば、この世界はあっという間に変わることでしょう。
それには、一人ひとりの心の中に掲げるささやかな光が大切なのです。