盂蘭盆会が終わりました。
とくにお盆じゃなくっても、
とくに仏壇がなくっても、
いつも心の中におじいちゃんやおばあちゃんがいる。
なつかしいおじさんやおばさん。
ふっと感じて、心の中で手を合わせるの。
ここまで命をつないでくれたすべての命たちにね。
そしてまだぴんぴん元気で生きているけど、お父さんやお母さん。
そんなすべてがあるからこの命があって。
この命にであってくれる人がいて。
かわいい妹がいて。
そして未来へと命をつないでくれる小さな天使がいてくれて。
こうやって遡って現在や未来までも想いを馳せると
命ってなんて豊かなんだろうって感じるの。
そのすべてを包み込んでいる
この世界の豊かさを感じるの。
御仏さまに。
ご先祖さまに。
見えないけれど、触れられないけれど、豊かに確かにある世界のすべてに心をこめて。
花を手向け。
香を手向け。
経を手向け。
先んじて旅立った方たちや御仏さまたちは
わたしたちの手向けたお供えを通して語りかけてくるといいます。
花のように生きてごらんなさい。
美しく咲く一輪の花のように。
立ち昇る香気のように生きてごらんなさい。
あなたのすべてから香しく香しく、香り立つように。
いつも心に佳き教えを聴いていなさい。
知恵の宝庫はあなたが開きたいと思えば
あなたへとその扉をひらいてくれるでしょう。
信仰や宗派や境界や人種を超えて。
あらゆるすべての境界をこえて。
深く、広く、豊かに生きていきなさい。
しなやかに生きてごらんなさい。
もしもあなたが望むなら。
あなたにはそれが出来るのですから。
あなたのいる世界からはわたしたちの姿が見えないかもしれないけれど。
あなたの瞳にはわたしの姿は映らないかもしれないけど。
わたしたちはいつもあなたを見つめていますよ。
わたしたちはいつもあなた方の世界を見守っていますよ。
忘れないでね。
そんな、
こちらとあちら。
此方と彼方・・・。
それがひとつに溶け合っていく時代がはじまっているよ。
あなたの心の境界を越えて。
幻想を超えて。
ひらいていくのですよ。