【漫画】新ナニワ金融道 青木雄二物語★青木雄二プロダクション | お昼寝インコ日記

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(*゚ロ゚)<せまい読者を狙ってるだけあってオモロすぎ!ナニ金ファン必見!目



本日、見つけちゃいました『新ナニワ金融道 青木雄二物語』!。
高校生の時からのナニ金ファンのボクは涙涙しょぼん

現在、SPAにて絶賛連載中。

今ドキの人は、知ってるのかなぁ『ナニワ金融道』と"青木雄二"。
今は、『闇金ウシジマくん』なんか人気で面白いけど、
昔の金融漫画といえば、『ミナミの帝王』と"ナニ金"が2大巨頭。

圧倒的な法知識と度胸、ヤクザのチカラを使って悪(負債者)を追い詰める主人公萬田銀次郎の活躍を描いた痛快ストーリーのミナミの帝王に対して、
ナニワ金融道の主人公は、勤めていた会社が倒産したことから、消費者金融会社に入社した灰原達之。
灰原が出会うのは、連帯保証人になった女や、学校の修学旅行の積立金に手をだす教師やら、
どこにでもあるようなドン底に落ちた資本主義の敗北者たち。
灰原が、彼らを望まずとも残酷に追い詰めるハメになりながらも
街金マンとして成長していくっていうストーリー。
コテコテどろどろの濃い人情ドラマで、後味の悪さと、あと下ネタばっかりの名前が特徴な漫画。

金融漫画が大好きなボクは、高校生時代にこの漫画に大ハマリラブラブ!

戸籍謄本や土地の登記簿をイジって人を騙す詐欺が出てきたり、
商品先物取引にハマってどん底に陥る人の話があったりって。

高校生時代だから、全然、人が破滅するっていうことに対して現実感がないから、
騙される人のストーリーに痛快さを感じてたんだなぁ(馬鹿だなぁって)
今となると、1万円でも大金だし100万円手にしようと思ったら、
もう悪いことするしかないって狂ってしまう人の感覚も少々理解できるし。

ボクが好きなストーリーは、

成長した灰原が"肉欲棒太郎"っていうまぁとんでもない名前の野郎を引っ掛けて、
10億円以上するビルを奪う話が大好き。
それと、その全てを失った肉欲棒太郎が、恥辱に塗れながら復活していくストーリーも好き。
(続編にも登場する)
右から左にお金を動かすだけで大金を稼いでいた肉欲棒太郎が、
飛行機の回数券を仕入れて、個人にチケットを通常で買うよりちょっと安く販売するっていう
チマチマした商売で復活目指すっていうのが何とも得意げ

漫画家(作画家)としての作品は、短編除けばこのナニワ金融道のみっていう青木先生。
ボクは、この人の書いた財テクの本みたいなのにも手を伸ばした。
(ちなみに"カバチタレ"や"日掛け金融地獄伝 こまねずみ常次朗"は青木先生監修。)

なんていう本か忘れたけど、15年以上経っても内容を色々覚えてる。

「今、日本で一番儲かってる会社(もしくは、儲けた経営者だったかと)どこかわかりますか?」

みたいな内容で、その答えが消費者金融の"武富士"っていう。
なんぼ"世界のソニー"って言っても、利益は、武富士が稼いでる。
やっぱお金が最強な資本主義の世の中なんや!っていう。
その後は、商工ローンをはじめ消費者金融の過度な取立てが社会問題になって、
名前は消滅しちゃったけど。。

ある程度の資産があったら、"タックスヘイブン"(租税回避地)の銀行に預けな!

このタックスヘイブンって、銀行に預けても利子がほとんどないのに、
さらに利子から税金をとうっていう日本より、高金利で税金が取られない海外の銀行にお金を預けましょう。

さらに資産5000万円以上だったら"スイス銀行"に預けな!

このスイス銀行って、ゴルゴ13も預けているところで、絶対に顧客の情報は漏らさない
っていう前提で、まぁ悪いお金も沢山入っているところ。
この金融のおかげで、今までスイスは戦争から逃げてこれたみたい。
さらに"スイス銀行"っていう名前の銀行があるんじゃなくて、スイスにある投資銀行をまとめた総称らしい。
うまくいけば年間10%ぐらい儲けさせてくれるって。

中学生の時からずっと大金を得るために宝くじを購入し続けていたボクだから、
あぁ3億あったらスイス銀行に預けて年間3000万円手に入るんだなぁ・・・
なんて妄想してた。

さらに青木先生の不思議なところは、

これだけお金のこと書きながら資本主義を批判する生粋のマルクス主義者。

あとがきで印象的だったのは、
「資本主義社会での労働者は、会社で安い賃金で働かされて、
その少ないお金から自分の食費や、更なる会社の生産力になる子供を作り育て、
最終的にまた会社に都合の良い労働者に育ててくれる」
だから、資本主義はイカン!
っていうような内容は、衝撃的だったなぁ目。今は、そういうもんじゃね?
だから資産家になるしかないんじゃね?
って考え方だけど。。。得意げ

長々と"ボクと青木雄二とナニワ金融道"を書いてきたけど、

今回の作品をちょっと説明しやす。

1巻では、純粋すぎる漫画家青木雄二49歳のたった1回の純愛ストーリー。
といった内容。
正直すぎる性格の為、50回以上のお見合いでも相手が見つからなかった青木先生が、
全身全霊で不器用ながらスナックの女性に求愛を繰り返すっていう。

ヤナギブソン風に言うと

「誰が興味あんねん!!!」

っていう。
もう17年前に終了した漫画の漫画家の恋愛話やで。

まぁ青木信者だったボクは興味津々なんやけど。
正直に「こんだけのお金があるから君に不自由は、させん」と預金通帳の残高を見せて
プロポーズする青木先生・・・そりゃ相手も頷けない。
不器用だけど愛すべきオジさんだったんだな。

数々の困難に遭いながらも、最終的に結ばれる二人なんだけど、
2巻からは、この幸せな二人に忍び寄る極悪詐欺師。。の実話になるらしい。
これだけ人間の欲望、詐欺の手口について描いてきたのに、
1億円以上の詐欺に引っかかるという、事実は小説より奇なりっつうことやね。
ちょっとSPAの連載を読んだけど、続きが気になるわぁ。

ナニワ金融道を読んでいた人は、絶対読むべしだよ!