【ラジオ】「鈴木おさむ 考えるラジオ」がおもしろい。 | お昼寝インコ日記

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最近、TBSラジオ毎週土曜日夜7時~8時55分「鈴木おさむ 考えるラジオ」を聞いています。

この番組は構成作家鈴木おさむとTBSの出水アナがあるテーマについてゲストを呼んだり、
リスナーからメールや生電話で意見をもらって、真剣に考えるっていう番組です。

録音したのを聞いているので、ちょっと前の回のですが、
今日車で聞いていたのが
「交際0日での結婚ってどうですか?」
「テレビって本当につまらなくなった?」っていう回です。

1個目の「交際0日で結婚」っていうのは、鈴木おさむと森三中の大島のことで、
結婚10年目でもいまだに最高の夫婦関係っていうことが、普通ありえるのかっていう話。


ゲストは、いまだ未婚のキャイーン天野君。
普通に天野君とのトークもおもしろかったんですが、
鈴木おさむっていう人は、本当に話がうまいんですよね。

最後にテーマである交際0日だった大島さんのどこが好きかっていう話で、
鈴木おさむは、安定しない放送作家という仕事で父親の莫大な借金を返してきたそうなんです。

それで、その安定しない職業、いつ仕事もお金もなくなるか分からないという不安が
いまでもすごく強い。
その中で、たとえ全てを失ってホームレスになっても、大島さんとなら一緒に笑って楽しく
暮らしていけるっていう、
そういう強さを持っているところが自分を安心させてくれて、そこが大好きなところ。
っていう話を聞いて、なんて自分の想いを言葉にするのが上手い人なんだ、って感動した。

二つ目の「テレビって本当につまらなくなった?」っていうテーマのゲストは
アメトーク、ロンハーのプロデューサー加地さん。

この回もめちゃくちゃおもしろかった。

初めにテレビの視聴率とかに詳しい人?が電話出演していて、
みんなテレビ離れしてる、かと思えば高齢者のテレビを見る時間は、微増している。
また、なんでテレビがつまらなくなったか?という一因として、テレビのスポンサーが
ターゲットを絞り込んだ番組を求めているという点。

例えば、化粧品会社がスポンサーだったら、男性の視聴率は0でも広告効果として問題ない。
その中で、購買意欲の低い(例えば10~30代の男性)とか向けの番組は、作る必要がなくなっている。
だから、テレビが購買層としてのパイが大きいところ向けになっている傾向が、
テレビをつまらなく感じる人たちが増えてきた一因では、、と。
視聴率調査が、世帯(子供が見ようが、高齢者が見ようが)でなく、もっと細かいリサーチに
変わってきたかららしい。

あとアメトークプロデューサーの加地さんの、
アメトークは、視聴率を意識せず作っている番組で、ロンハーは意識して作っているっていう話とか、
おもしろいものと、視聴率が良いもの、
おもしろいものと、苦情がきそうなもの、
最終的にテレビ番組を作る上で、どちらを選ぶかっていう話も、
やっぱりこんな人が作ってるから面白い番組が出来るんだなぁって感心する。

あと、ボクが思ってたこと(もし電話で意見するなら)と、鈴木おさむがしていた話が
近かった。
ボクは、とんねるずの「みなさん~」とか「生ダラ」、ダウンタウンの「ごっつ」「昔のHEY×3」、
ウンナンの「やるやら」「ウリナリ」みたいに(+超合金時代のFUJIWARA)
圧倒的に面白いお笑いリーダーを中心にした番組が好きでした。
全盛期の3組は、その人達だけで腹がよじれるくらい笑わせてくれました、
でその他のレギュラーメンバーもモチロンおもしろい。。。

今は、ひな壇芸人やら同じランクの人たちがワチャワチャやっているのは楽しいけど、
爆発的におもしろいことがあんまりないような気がする。

鈴木おさむと加地さんが話していたのが「スターがいなくなった」っていうこと。
ビートたけし、明石家さんま、とんねるず、ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、
ナインティナイン、、、ロンブーで終わってしまったと。

もう今のテレビだと、段階を踏んでいかないと、立場が上がっていかない。
でもひな壇に一度座ってしまうと、スターには成れない。

オリラジには、その可能性があったけど、結局売れきれず、
復活したけどひな壇芸人になってしまってる。っていう話。
あと、千鳥が面白いっていう話もしていました。

とにかく鈴木おさむの話は、おもしろい。ニコニコ
懐も深い人だからリスナーの意見とかも上手く受け止める。
仕事中の車で聞くには、最高の番組だなぁって思いました。