【異業種から学び、ビジョンを磨こう】
C.K.プラハラード氏は共創の概念を世界に広めたことで有名ですが、
同氏はそれ以前にコア・コンピタンス経営の考えを世界に広めていました。
次に挙げるいくつかの問いかけは、「コア・コンピタンス経営」(著者:G.メハル・C.K.プラハラード)の冒頭部分から抜粋したものです。
・経営幹部の心を悩ませているものは何だろうか。
・今まで会社はどれくらいの新規事業を生み出してきただろうか。
・同僚の顔をご覧なさい。彼らの夢と不安は何だろう。
・あなたの会社は未来をつくり出したり、何十年にもわたって成功を繰り出す力があるだろうか。
・十年後に業界はどう変わっているか、自社の経営幹部は明確な共通認識を持っているだろうか。
・彼らのヘッドライトは競合他社よりも先を照らしているだろうか。
・あなたの会社は業界の競争ルールにどれくらい影響を及ぼすことができるだろうか。
・定期的に事業運営の方針を更新し、常に新しい競争能力を築き、いっそう大きな満足感を顧客に与えているだろうか。
・基本業務プロセスのリエンジニアリングよりも、基本戦略を立て直す方が重要だということをわかっているだろうか。
・品質の改善、サイクルタイムの短縮、顧客サービスの向上などあなたの会社のいろいろな業務改善活動のうち、業界初の競争優位の構築をめざした活動がどれくらいあるだろうか。反対にただ競合他社に追いつくためだけの活動はどれくらいあるだろうか。
・なぜ業務改善や企業変革を行わなければならないのであろうか。未来に広がる市場機会に対する独自の視点があるからなのだろうか。それとも競合他社に追いつくためなのだろうか。
・あなたの会社では希望と不安のどちらが多いだろうか。
いかがでしょうか。
C.K.プラハラード氏は同書で、コア・コンピタンス経営を提案しているのですが、同時にその内容から、経営者が「ビジョン」を持つことの重要性について読み取ることができます。
それから、同書には次のように書かれています。
「我々の理論の原点は単純だ。未来のための競争とは、生まれつつある市場機会を自ら創造し、それを制覇する競争、すなわち新しく生まれる戦場の支配権をめぐる競争である。未来を創造するには、自らの手で会社の進むべき道を発見しなければならない。当然、競合他社の後を追いかけるよりも難しい。ベンチマーキングやベスト・プラクティス(ある結果を得るのに最も効率のよい技法、手法、プロセス、活動などのこと)活動がすべてではないのだ。未来の市場機会に独自な視点を築き、そこからできるだけたくさんの利益を得るのが本当の目的である。未来に続く新しい道を開拓すれば、ベンチマーキングよりも大きな報酬が期待できる。」
ここでも、ビジョンの重要性を読み取ることができます。
伝説のコンサルタントと呼ばれる堀紘一氏は、
中小企業の経営者に必要なものは創造的な発想である。創造的発想を得るためには異業種から学べ、と教えます。
また、日常のビジネスとは異なるジャンルの本を読み、観察力を鍛え、議論できる相手を確保し、異業種と交流することが大切であると言います。
共創日本ビジネスフォーラムは、ビジョンを磨くことを大切にしつつ、異業種が学び合える機会をつくることを目的としたイベントのあり方を追求しています。
共創日本ビジネスフォーラム