先日、昨年もお世話になった新しい絵の会、夏季全国大会の開催イベントの一つとして、「あたらしい憲法のはなし」を朗読させていただきました。

 

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今回、改めて「あたらしい憲法のはなし」を朗読するにあたって、私はこの歌を紹介したいという思いが強くなり、考えた末、冒頭で歌詞を読みあげることにしました。

 

あの日の授業  (作詞 笠木 透 作曲 安川 誠)

 

 あの日の先生は輝いて見えた

 大きな声で教科書を読んでくださった

 ほとんど何もわからなかったけれど

 心に刻まれた あの日の授業

 

 あの日の先生は熱っぽかった

 これだけは決して忘れてはいかんぞ

 泡を吹いて ほえたり叫んだり

 心に刻まれた あの日の授業

 

 あの日の先生は涙ぐんでいた

 教え子を戦場へ送ってしまった

 みずからを責めておられたのだろう

 今ごろわかった あの日の授業

 

 あの日の先生は輝いて見えた

 大きな声で教科書を読んでくださった

 ほとんど何もわからなかったけれど

 心に刻まれた あの日の授業

 

それから、「あたらしい憲法のはなし」

 一 憲法

 六 戦争の放棄

 七 基本的人権

 十五 最高法規

 

関連したスライドは実行委員の方が作成してくださいました。

 

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中学一年生向けでわかりやすく書かれているといっても教科書ですから、ずっと聞いているのは退屈かもしれないと、一抹の不安があったのですが、いざ言上げしていくと、みなさんが熱心に耳を傾けてくれて、それで私はその熱心さにこたえるべく、心と力を込めて、読みあげていったのでした。朗読しながら、当時の先生がこの教科書で授業をした教室にいるかのような・・・そんな不思議な時空間にいたように思います。

 

その後、実際に体験した当時のことを教えてくださる先生がいたり、美術の講演の中で「基本的人権」について触れてくださる先生がいたり。

聴いてくださったみなさんから大切なことをたくさん教えていただきました。

 

「あたらしい憲法のはなし」、いま、ようやく自分の身の内を通して、言の葉をつむいだように思います。

 

本当にありがとうございました。

 

このような機会を与えてくださった上に、多大なるご協力をいただきました新しい絵の会の皆様方に心より御礼申し上げます。