今日は寒さがいちだんと増しています。 冬、だなあ。
さて、公演まであと4日。
やはり、この作品について書かなくては。
『芝浜』。
ああ、芝浜。
書きたいことはたくさんあって、でも何から書けばいいのか。
いわずとしれた古典落語の最高峰。
チラシができあがってみなさんにお配りしたときから、「え、芝浜やるの?」と反響はずいぶんありました。
―― やります。
でも、もちろん落語をやるわけではありません。うーん、朗読でもない・・・
「言の葉玉手箱」をこれまで重ねてきて、自分が「芝浜」をやるならこの形――という感じです。
物語は落語のそれです。
何人もの名人、噺家さんの落語を聞きこんで、台本は私が再構成しました。迫さんのアイディアを加え、さらに細かな改変をしながら、稽古を重ねています。
それを、驢馬駱駝の自由な空間でやる、というのも、「言の葉玉手箱」ならではだと思っています。
そうそう、写真は、つい最近発刊となった山本一力氏の落語小説集「芝浜」です。
今回の公演を知ったお客様がいち早く教えてくれました。
小説になると、人物や背景がまた違うように立ち上がってきます。
私が台本で思い描いたおかみさんはこの小説とはまた違いますが、こうして、いろいろ想像できることが、言の葉の醍醐味なのでしょう。
芝浜といえば三木助だ、いやいや談志だ。志ん生、圓楽、小さん、志ん朝、小三治・・・それぞれご贔屓もありましょうが、そして、歌舞伎や演劇、はたまたオペラの題材にもなっているそうですが、それから、まったく「芝浜」って話を知らないという方も、ひとつ「言の葉玉手箱」の「芝浜」を見にきてくださったら、こんなにうれしいことはありません
12月10日、驢馬駱駝でお待ちしています
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チケットご予約受付中!!!
『言の葉玉手箱 其の六』
12月10日(土) 昼の部 14:30 残席わずか!/ 夜の部 18:30 夜景がオススメ!
出演 岡崎 弥保 迫 希実秀
驢馬駱駝ろまらくだ 3500円(1ドリンク付)
http://ohimikazako.wixsite.com/kotonoha/blank-22