今朝のエピソードは、

迷惑行為の理由とその後のお話です。


当初、こちらの記事の追記で掲載する予定だったのですが、エラー?の為、追記出来ませんでしたので更新記事としました。
これは、先週の木曜日の出来事です。
長男の勤めている会社は退職時に制服を返す事になっているのですが、

GWがスタートした直後に、自分から退職を宣言し帰った。その人(以降Aさん)が、一向に返しに来ないので、上司がAさんに制服の返却を促す連絡をしました。

ところが、Aさんは、

自分は仕事をやめていない、いつから仕事に行けばいい?

と、言い始めましたので、上司はAさんに、

君、会社を辞めると言って帰ったよね。だから、既に退職扱いです。先月分の給料明細は郵送するから、制服を返してくれたら、もう、来なくていいから。
と、伝えたところ、Aさんは、

あれは、売り言葉に書い言葉で言った事だ。そんなつもりで言ったのではない。自分は辞めていない。

みんなの前で怒られて会社に行きづらくなり、休んでいただけだ。

と、言い出し、その後、堂々巡りになった為、上司は、自分ひとりで対応するのは無理があると判断し、

その日の晩に、会社で所長と上司と長男の3人で同席し、Aさんと話をする事にしました。

長男がここに呼ばれた理由は、長男がAさんの指導担当だったからです。(入社から1ヶ月ほど、指導担当がつき新人指導をします。)

3人は、約束の時間より、早めに集まり、どの様に対応するのかを相談しました。

とりあえず、Aさんがどの様な考えで、これまでの迷惑行為を繰り返して来たのかを聞いた上で、既に退職扱いである事を説明して納得して貰う。

と、いう話になりました。

その後、Aさんから聞いた話はこうでした。

自分はデリケートで、人よりも繊細で傷つきやすいのに、お客さんや(指導した)長男や会社の人からも、怒られてばかりで、傷つき、ストレスを感じていたが我慢をして仕事をしていた。

自分の仕事だけでもストレスなのに、休日出勤や出勤人数が少ない日に、人の仕事まで任せられ、そこで自分が怒られたので、さらに傷つき、大きなストレスを感じた。もう、我慢の限界だった。

出勤を断ると、自分の評価が下がるのが嫌だったので、一度引き受けて、当日、体調不良を理由に休む事にした。

自分は、こんなにもストレスを感じているのだから、2〜3日は休みたいと思ったのだから、嘘はついていない。

休んだ翌日に出勤したのは、ズル休みをしていると思われるのが嫌なのと、こんなにも我慢をして、無理をしてまで、仕事に来ているのだと、周りに理解し、評価されたくてそうした。

それなのに、自分の事を全く理解しないどころか、
みんなの前で怒られて腹が立ったので、あの様な事を言った。悪気は無かった。その様なつもりで言ったのではない。

自分は、もう、気にしていないので、シフトに入れて欲しい。ストレスが少ないシフトにして欲しい。

と、いう、Aさんの、とても大人とは思えない、幼児性の高い、自分本意で自意識過剰な自己顕示欲の塊の言い分に、3人は呆然とし、言葉を失い、沈黙が流れていました。

その沈黙を破ったのは上司でした。

そもそも、Aさんの入社面接時に、休日出勤の事も、出勤人数が少ない日がある事も伝えて、それを承諾した上で採用した。その時点で断れば採用しなかった。こちらとしては騙された気分だ。

理由はどうであれ、この様に、何度も急に休まれたり、自分の都合で出勤されても困る。

周りにも迷惑だし、示しがつかない。
そして、Aさんだけを特別扱いするつもりはない。

大の大人が自分から辞めると言ったのだから、このまま辞めて貰う。

と、伝えたところ、Aさんは、
出来ないと言うと雇って貰えないのと、そこまで、大変だと思っていなかったので、その時はそう返事をした。だから、騙すつもりは無かった。

会社がもっと自分の事を理解してくれて、働きやすくしてくれたら、もっと気持ちよく働けるのに。
と、ゴネ始めました。

それに困り果てた上司は、なんと、

長男くんは、Aさんの指導担当だったし、年も近いし、若者同士だから我々よりも意思の疎通が取りやすいと思う、上手く説明して欲しい。

と、この様に、長男に丸投げしました。
長男はヤレヤレと思いながらも、Aさんにこう言いました。

まず、自分は、もう、気にしていないってのは、Aさんが自分には責任はないから気にしていないという事なんかいのぉ?

自分が責任を持たんでいい仕事なんてないし、自分の言動に責任をもつんが大人じゃ、

Aさんは、自分がどんだけ無責任な事をしたかわかっとるんかいのぉ?それを、自分は、もう、気にしていないからで済むと思うとるんかいのぉ?それでは済まんわな。

しかも、どんだけ、自分に合わせて貰えると思うとるんじゃ、仕事なんじゃけぇ、大人なんじゃけぇ、自分から合わせていかんとじゃろう。

ほいでな、
出来ない約束は最初からしたらいけんと、家の人や学校の先生に教わらんかったんかいのぉ?
それをするとな信用をなくすんじゃ、評価が下がるんじゃ、

そもそものぉ、誰も、Aさんがストレスを溜めて、無理をして我慢して仕事に来いなんて、頼んどらんけん。

頼んどらん事を押し付けられても迷惑なだけじゃ、

そういう要らん事はせんでええけん、ちゃんと仕事をしようや、

それが、出来んのなら辞めた方がええ、もっと自分に合う仕事を探した方がええと思うで、

と、伝えたところ、

長男さんだったらわかってくれると思ったのに、みんな自分の事が嫌いなんだ。
と、恨み節が始まりましたので、3人は疲れ果てて、放心状態になっていたのですが、

この話に終止符を打ったのは所長でした。

Aさんが、どうしても、このまま勤めたいというのなら、改めて、明日、もう一度面接をして、

休日出勤と出勤人数が少ない日の出勤を、特別扱いしない事を、今までの様な事をしない事を承諾してもらい。

それが出来るのならば再雇用する。
出来ないのならば辞めて貰う。
と、いうのはどうだろうか?

と、いう提案をしたので、それにより、その場はお開きになり、翌日の面接で、Aさんにそれらの内容を承諾し、守られない場合には辞めて貰うという誓約書を書いて貰ったので、再雇用する事になりました。そして、また、長男が指導する事になりました。

人手不足なのもあり、面接した翌日から職場復帰したのですが、当然の事ながら、周りから素っ気ない態度を取られて、俯いているAさんに長男は、

知らんみたいじゃけん、教えておくのぉ、
こういう時はのぉ、

潔くよく、頭を下げて、
ご迷惑をお掛けしてすみませんでした。
また、宜しくお願いしますと言うて、
謝るんじゃ、

今日、来とらん人には後日顔を合わせた時に謝るんじゃ、謝るんは早い方がええからのぉ、
と、指導したそうです。

この件に関して長男は、
ここで心機一転でやり直せるんか、また、同じ様な事を繰り返して辞める事になるんかはわからんが、果たして、こちらが言っとる事をちゃんとわかっとるかすらわからんが、

それでも、信じて育てる事も大切じゃけんのぉ、
と、言い、ヤレヤレとした顔をして笑っていました。

こうして、人数が元通りになりましたので、私は思ったよりも早く長男の仕事の手伝いからお役御免になりました。

何はともあれ、長男の仕事が落ち着いて良かったです。

これで、ようやく、ゆっくり出来そうです。

お付き合い頂きましてありがとうございます。
感謝いたします。

今日も素敵な一日をお過ごしください。

おひいさま(ヘタレ)
※次回の更新は5月20日に予定しています。