前回の記事で、約1年間、どうにか娘にレッスンへ行きたいっと思ってもらえるよう、ご褒美作戦を続けていたことをお話ししました。
そして、最近、「やる気」について学ぶ機会があり、私がふんわりと考えていたことを理論的に説明することができ、かなり衝撃的でした。
私の行なっていたご褒美作戦は、むしろマイナスに働いていたかもしれません![滝汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/039.png)
![滝汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/039.png)
やる気(=動機づけ)には、2種類あるそうです。
ひとつは、「内発的動機づけ」
達成感や充足感、行動そのものに対する喜びといった自分の内部から生み出されます。
もうひとつは、「外発的動機づけ」
報酬や評価、賞賛といった外部からの刺激により生み出されるます。
ご褒美作戦は、この外発的動機づけです。
上記の2つの動機づけのうち、やる気を持続させるためには、内発的動機づけが大切だと言われています。
私自身も、ずっとご褒美作戦を続けていこう!
と考えていたわけではなく、ご褒美作戦をしてレッスンに行く中で、音楽の楽しさに気づいてほしいなぁと、淡ーく思っていました。
つまり、外発的動機づけを繰り返すことにより、内発的動機づけを生み出すことができればいいなぁ、と考えていたわけです。
しかし!
親が外発的動機づけを行うことで、知らず知らずのうちに子どもの内発的動機づけを奪ってしまってるかもしれません。
例えば、もともと読書が好きな子どもに、もっと頑張ってほしいからと、親が「読書を頑張れば、ご褒美をあげる」と約束するとします。そうすると、子どもはご褒美があるうちは頑張りますが、ご褒美がなくなると頑張らなくなってしまう。
このようなことが起こるそうです。
確かに、長女も、ご褒美作戦をはじめてから、
ご褒美なしにはレッスンへ行くことがなくなり、
しかも、そのご褒美はどんどんエスカレートする一方でした。
まさに、負のスパイラル…
そもそも、レッスンに行くと楽しいっ![ラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/006.png)
![ラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/006.png)
という内発的動機づけが大切なんですね。
音を楽しむ。
必死になるあまり、ヤマハに入った当初の目標、
音楽の根本を忘れてしまっていた母でした。