ヘッド長 29.3cm 長さ 80cm フィンガ長 14cm

 (3点留め)

 1950年頃に作られたピッケルだと思われる。

当時は、モデル名など無くて、カタログには「1号」と出ている。

 戦後の「BHEND」を雛形にして製作されたと思われる。

刻印は薄いが二重の楕円形で、上に「EVERNEW」下に「MADEINTOKTYO」である。

 ブレードの形は、円味を持った二等辺三角形?である。

 シャフトは細めの楕円形で、持ち易く作られている。

ハーネスは約4.5cm。石突きは約4.7cm。

 当時の外国製のピッケルは高価であり、安価な国産ピッケルは、

登山層の拡大に大きく寄与したと思われる。