ヘッド長 23cm 長さ 78cm フィンガ長 14cm

 (3てん留め)

 「STAG」の刻印が、ピックの右側に刻まれている。

ピッケルの中では、珍しいケースだと思う。

ピックは、美しく湾曲しており鷲の嘴を模したように感じられる。

 ブレードは、丁度栗の実のような感じで、丸くて可愛い形をしている。

私の資料によれば、この「STAG」は、三好幸雄さんが作ったのではないかと書いてある。

三好さんは、4本爪の簡易アイゼンを考案された方とも。

もしそうであれば、三好さんのかなり初期の作であろうと推測している。

小振りではあるが存在感のあるピッケルである。