少し前までの企業様向け卓上カレンダー市場には満たされていない物理的な顧客ニーズがあったため、商品バリエーションを増やすことで成果を上げることができました。

 

しかし、現在は物理的な顧客ニーズが一巡し、商品バリエーションを増やすことで得られる成果にも限界が近づいてきました。

また、使いやすいとされる仕様や内容は標準化され、新商品の創出機会も絞られてきました。

 

その状況の中で新たな成果につながる道を考えるとすると、物理的な価値もさることながら、情緒的な価値へのアプローチが不可欠になります。

 

そのアプローチ方法は1つではありませんが、弊社として注力しているのは「表現バリエーション」を増やすことです。

ここで言う「表現バリエーション」とは、1つの商品について様々な視点や角度から表現することです。

 

何故なら従来の商品についての表現の多くは、仕様・サイズ・素材・デザインなどの商品属性を言い表していましたが、それでは商品の物理的な側面を伝えようとしていることに過ぎません。

もちろんそれも大切ですが、それと同じように使う人や世の中がその商品をどのように「理解する」「感じる」「解釈する」「定義する」かによって、価値が全く変わる可能性もあります。

 

そして、それは物理的な表現では伝わりにくいため、お客様や世の中が内包している価値を弊社が表現して伝えることができれば、商品の可能性が更に広がるのではないかと考えています。

 

そのための方法として「表現バリエーション」を増やし、数多あるお客様の価値観や考え方にできるだけ多くミートすることに取り組んでいます。