企業卓上カレンダーはそのままのモノだと、広告・販促物・粗品と認識されるのが一般的です。
しかし、新たな価値を生むことにチャレンジするには、今まで通りではなく、どのように卓上カレンダーを表現をしたらお客様に新たな価値を認めてもらえるのかを弊社は必死に考えています。
何故なら、その価値が多いほど、お客様に今まで以上の貢献ができると信じているからです。
もしくは、もう少し大きな話しをさせていただけるのであれば、少しでもより良い社会作りに貢献することを目指しています。

そのためには、変わりつつある世の中の価値観や考え方に対して、今までの経験則と慣習以外の領域で新たな価値を創り出すことも必要だと考えています。

おかげさまで、市場は成熟していますが、チャレンジできる未開の領域はまだまだ残されています。
そこへのチャレンジにやりがいを感じながら、お客様に認めてもらえるように挑戦し続けてまいります。

弊社は世の中が受け入れてくれるうちは、走り出したら止まらない覚悟で色々考えています。
もちろん、企業卓上カレンダーの常識から大きく外れることは致しません。
また、一見すると発想が飛んでいたりするかも知れませんが、これがおひがら流。
一般的なカレンダーの解釈と異なり、その可能性を追及することで、新たな価値創造を目指します。

ただ現在、方向性は間違いないと確信していますが、何が正解なのかまでは試行錯誤中です。
そのため、チャレンジの過程でお客様の求めとのギャップが生じることもあると思います。

しかし、そこで止まるのではなく、何がギャップを生み、どのようにしたら方向性を変えることなく解決できるかを突き詰めて、ブレイクスルーしていきたいと強く思っています。

恐らく、弊社はお客様からその役割を求められており、それに対してどこまでお応えできるかに常にチャレンジしていきたいと思います。

企業卓上カレンダーの成果の大部分は、経験則と慣習から成り立っています。
それは弊社だけでなく、お客様との共通前提であり、それをベースにした方が、お客様との話しが早いからです。
しかし、世の中の価値観や考え方の変化によって、それらを必要とされなくなる可能性が生じています。
その状況は今すぐ一気に変わるわけではありませんが、徐々に変わりつつある雰囲気は感じられており、いつまでも経験則と慣習に頼り過ぎていると、変化に対応できない危険性が高まっています。
もちろん、長い年月をかけて市場で培われてきた経験則と慣習なので、それ以外の答えをすぐに見つけるのは難しいですが、お客様の新たな求めに応えられるように、今後は経験則と慣習以外で成果を上げることに積極的にチャレンジしたいと弊社は考えています。

ここに企業卓上カレンダーがあります。
これを何と考えるかはお客様次第です。
一般的には、広告・販促物・粗品などと考えられる場合が多いでしょう。
もしくは、コミュケーションツールや情報伝達媒体と考えるかも知れません。
それ以外にも、卓上カレンダーをどう解釈しても自由なのです。
ただ、それをお客様が達成したいと望まれることと結びつけられるかどうかは、弊社がその価値観や考えを提供できるかにかかっています。
結局はお客様がどのように企業卓上カレンダーを解釈するのか。
その可能性を広げて、企業発展のお手伝いをすることが弊社の使命と考えて日々取り組んでいます。

企業卓上カレンダーは、経験則と慣習で成り立っていますが、きっとこうあるべきだと制限や枠を作ってきたのは弊社です。
確かに、使いやすいとされる仕様や顧客ニーズはありますが、それらはそれが出来ているからお客様が選ぶだけであって、それが最適解であるかどうかは別問題です。
もっと違う価値の提案や考え方が提示できたら、もしかすると幾分かお客様の共感や評価を得られるかも知れません。
もちろん全てのお客様がそう言ったものを望まれるとは思いませんが、世の中の価値観や考え方が変わる現代では、今までにない価値や考え方の提案はアリなのではないでしょうか。

弊社は毎年、売り方の幾分かを常に変えているため、シーズン当初は何かが噛み合っていない感覚になることが多いです。
今年も新たな試みをしていますが、今のところ大きな手応えは掴めていません。

一方、軌道修正は適宜加えており、それが今週に入り少しずつ功を奏してきています。

ただ、リピート性の高い季節商材なので、毎年これほど手を加える必要はないと考えるのが一般的だと思いますが、弊社のような後発の小規模企業は常に変化していかなければ、あっという間に業界に淘汰されることは間違いありません。

現状では、何かが噛み合っていないのですが、その理由はいくつか思い付いています。
今は一つ一つ試しながら、お客様目線に合うタイミングを追求しています。

近年、弊社の企業様向け卓上カレンダーにおいて心掛けていることの一つに、このブログの記事を書き続けることがあります。
ネタは無限にある訳ではないのですが、弊社の考え方を発信し続けることは、世の中の価値観や考え方と擦り合わせることにつながると考えています。
また、いくつかの反応やレスポンスが得られるため、ネット通販を主体とする弊社にとって、お客様と弊社をつなぐ貴重な媒体としての役割を担っています。

さらに、記事を書き続けることで、見えてくるものも多々あります。
考えを言葉で表現することで、実際にHPやカタログに掲載する際に、どのような表現を用いればお客様により伝わるかが推し量れます。

ここで言う伝わるとは、正確性ではなく、お客様がどのように感じるかの幅はあったとしても、弊社の本意が汲んでもらえるかどうかです。

お客様の価値観や考え方は様々であり、弊社が用いる言葉一つにしても、捉え方や感じ方は様々です。
特に、物理的な物事の説明ではなく、情緒的な表現を増やしている近年において、全てのお客様に同じように伝えることは困難です。

弊社としては、情緒的な表現について、できるだけ多くのお客様に同じニュアンスで伝わるような、最大公約数的な表現を見つけることが、お客様の更なる高評価につながる手がかりになるのではないかと感じています。

だからこそ、言葉を絶やさないこと。
弊社にとっての至上命題の一つです。

「それ」と言うと非常に抽象的な表現なのですが、「それ」とは弊社に対するお客様の高評価につながる要素です。
「それ」と表現したのには理由があり、「それ」は多岐にわたるため特定できないからです。

特に近年は「それ」の領域が広がっており、さらにお客様によって様々です。

また、弊社はネット通販が主体のため、対面営業に比べると「それ」を感じ取れる機会が多くありません。
むしろ、非言語コミュニケーションの割合が多いため、一言一句から「それ」を感じ取れるくらいに感覚を研ぎ澄ませないと、成果に結びつけることは困難です。

少し前までは、物理的なニーズに応えることである程度の評価を得られましたが、現在の企業様向け卓上カレンダー販売における弊社の生命線は、「それ」を感じ取れるかどうかといっても過言ではありません。

例年、シーズン当初の今頃は新たな試みがすぐにフィットしないことが多いので、手直しが必要な時期です。
時流や世の中の価値観・考え方を踏まえて、お客様の目線と合うように調整をします。

ただし調整具合については、お客様に都度聞くわけにはいかないので、お客様の反応やデータを分析して、良し悪しを図ります。

その中でも、弊社が調整具合を図るのに元にしていることがあります。
それは感覚的な話ですが、お客様の目線と合ってくると、ある種の「転換点」が見えてくるのです。

長年、毎年シーズン当初に何かしらの調整をしていますが、うまくいくと必ず同じような「転換点」が見え、それを超える(過ぎる)と、お客様からのお問い合わせが増えてきます。

今年は今のところ「転換点」には至っていないので、まだ調整が必要であると感じています。
「転換点」までの距離は分かりませんが、近づいていることは間違いないので、このまま更に突き詰めていきたいと思います。

もはや、企業様向け卓上カレンダー市場における多くのことは、お客様からすると出来て当たり前のレベルにあります。
いくら高品質・低価格・短納期をつきつめても、現在の市場環境では限界に近づいており、それらで差別化を図ることは難しくなっているためです。
ましてや、リピート性の高い季節商材であるという特性上、お客様のニーズはある程度の範囲に集約されるため、物理的には完成の域に達していると考えられます。

その上で、ここからが市場で生き残れるかどうかの勝負だと思います。

そこで弊社が必要だと考えるのは、お客様の共感を得ることです。
そして、決してお客様に媚を売るとかへつらうという意味ではなく、お客様からの共感を得るためには「この会社は頑張っている」と思われなければいけないと思っています。

そう思ってもらえるように、日々お客様と向き合い、ご期待に応えられるように精進しています。