私が担当する企業様向けオリジナル卓上カレンダー販売で、最も時間をかけていると思われる作業は、カタログ・HP・メールなどに記載する文章の「言葉選び」です。

カタログやHPの内容は一度作成したら、その翌年に流用するのではなく、内容をブラッシュアップしたりアップデートし続けています。

また、カタログやHPの制作は主に販売シーズン前の作業ですが、シーズン中でもHPは積極的に手を加えているため、その意味では1年中言葉選びに取り組んでいると言えます。

 

作業時間を記録している訳ではないので感覚的な表現ですが、1つの単語に1時間以上かけて考えることはざらにあり、時には数日かけて熟考することもあります。

もちろん、時間をかけるのはキーセンテンスであったり、時間がかかりそうなときには、他の作業をしながら並行して考えていますが、それでもより良い言葉を選ぶために時間を惜しまず考えます。

 

何故そのようにするかと言うと、弊社はお客様から共感を得て高評価頂くことを重視しており、そのために意味のブレ幅が少ない言葉を選ぶことで、弊社の想いを可能な限り多くの方に同じニュアンスで伝えたいからです。

また、文章を介すことによって生じる弊社の本意とお客様の解釈とにギャップを最小限にとどめるためです。

 

そのために、まず弊社の想いを文章にする際に、本意が言葉に表せるように何度も確認します。

そして、それを読む側から見て、その言葉の意味にブレがないかも確認します。

さらに、候補がいくつか出たときは、時流や世の中のトレンドなども加味して言葉を選びます。

 

それらから考えて、最適な言葉を選ぶために、同義語や類義語もしくは言い換えなどを当てはめて、文章の感触を確かめる作業を繰り返します。

 

今のところ、その方向性は間違いではなく、それによる大きな成果が上がっています。

「言葉選び」は、弊社の成長に欠かせない重要な作業なのです。