売り手よし 買い手よし 世間よしの「三方よし」の理念を持ち、中世から近代にかけて近江を本宅・本店とし他国へ行商し活躍した近江商人には、その商売の基本とも言える「商売の心得十訓」があります。

 

SDGsにも通じるものがあり、近年注目を集めています。

その中に「無理に売るな、客の好むものも売るな、客の為になるものを売れ」という一節がありますが、これは弊社の今後の企業様向け卓上カレンダー販売に必要な考え方だと感じています。

 

その言葉の本意とは異なるかもしれませんが、弊社の解釈は主に下記の通りです。

 

●無理に売るな

 弊社が得意でない領域への注力や持続的でない価格設定で、背伸びした商売をしても長続きしません。

 また、お客様が弊社に求めているモノ・コト以外を売り込んでも、良好な関係づくりにつながりません。

 

●客の好むものを売るな

 卓上カレンダーにはトレンドや定番商品があります。

 それらは確かにお客様のニーズによって成り立っていますが、最も分かりやすい物理的な欲求を表しているだけです。

 そして多くの場合、本質的にお客様はそれらとは異なる要素を望まれていますが、それを正確に言葉にしたり表現することが難しいため、最低限の欲求を満たす事で妥協しているとも考えられます。

 

●客の為になるものを売れ

 お客様の本質的な要望を汲みつつ、弊社が得意とするところを活かしてそれらをカタチにし、お客様が納得される適価格で販売する事で、持続的にお客様の役に立つことを目指しています。

 また、今年納品したものがお客様の役に立たなければ、来年のご注文はないという覚悟で、何がお客様のためになるかをお客様毎の事情を踏まえつつ真剣に考え、誠心誠意対応しています。

 

この教えを胸に、一暦入魂の気持ちで、日々卓上カレンダー販売に向き合っています。