もちろん、卓上カレンダー市場に課題はまだまだたくさんありますが、それをクリアする事が需要喚起につながるとは必ずしも言えなくなってきました。

需要喚起の意味での課題とは、現状と世の中の求めとのギャップだと思います。
従来は、そのギャップを埋める事で、需要と供給を結びつける事ができました。
そのため、従来行ってきたことは、課題を「見付ける」ことでした。

しかし、卓上カレンダー市場も成熟期を迎え、多くの課題が解決されてきている現状において、作り手にも買い手にも目に見えて成果が分かる課題を「見付ける」ことは徐々に難しくなっています。

誤解を恐れずに言えば、今あるものに対しての課題を見付けることの限界点に達していると思われます。

そこで、次に成すべき事があるとすれば、課題を「創る」ことだと思います。
課題と言うとネガティブなイメージで捉えられがちですが、ここでは挑戦の付属物としての課題と言う意味です。

どのようにすれば良いかは、これから模索していきますが、いずれにしても内向きだったベクトルを、さらに外向きに変えていく必要があると考えています。