日本では、多くのカレンダーの日曜日・祝日は「赤色」です。
私が調べた限りでは「赤色」の理由は見付けれませんでしたが、一般的に日曜日は他の日と区分されて記載される場合が多く、私たちにとっては見慣れたデザインです。
(ちなみに、国民の祝日に関する法律には「日曜日は休日」と記されていませんので、法的には平日と同様なのであります。)

一般的に、キリスト教国家では「日曜日」は休みとされています。
イスラム国家では「金曜日」が休みとされています。

一方、世界を見渡すと、日付が全て黒色になっているカレンダーを作っている国も見受けられます。それらは主に多宗教国家でのことですが、宗教が違うと「祝日」が違い、また「休み」に対する考え方も異なるためです。
裏を返すと、違う宗教を信仰する方々が集まる国にとっては、こよみを決めるのも大変な作業なのです。

それぞれの国によって、こよみに対する考え方も変わるのですね。
そんな中で、グレゴリオ暦が世界でほぼ共通のこよみとして使われているのは、まさに奇跡だと思います。

考え方が違っても、何かの利害が一致すれば、できないことはない!
グレゴリオ暦は、そんなことを教えてくれている気がします。