あやめ祭り(潮来・佐原) | オ~イパンダのブログ

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日頃、感じたことや知ったことを気ままに綴ります。


千葉県の成田に用事があり、その前にあやめが咲く潮来と佐原に寄ってみることにしました。佐原に行くのは初めてのことです。


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「あやめ祭り」の期間中ですが平日ということもあり訪れる人は少なく、ゆっくりとしたあやめ鑑賞です。ただし、多くの観光客は年配者です。こ、これ当たり前ですかね。^^;


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評判通りにアヤメは美しく、規模も大きいことから十分に堪能することができます。
ここ「水郷佐原あやめパーク」では約8ヘクタールの園内に、400品種150万本のハナショウブが咲き乱れ、美しい紫色の世界が広がっています。


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また、島や橋・水面などが配置されており、回遊するものを飽きさせません。吹く風も爽やかで、水郷の情緒を味わうことができます。


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さらにサッパ舟と呼ばれる小舟で園内の花めぐりを楽しむことができます。あとで知ったことですが、目線の高さにあるハナショウブやハスが楽しめる、小舟による花鑑賞は国内でここだけだそうです。
また観光用とはいえ、絣(かすり)の着物に赤い前掛けと足袋、三角の編み笠をかぶって棹を操る女船頭さんの姿はとても風情があり、この時期の風物詩となっています。


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園内に多く見られる現在のハナショウブは、野生のハナショウブに改良を続け園芸化されたものだそうです。そして、改良された地名をとって「江戸」「伊勢」「肥後」系などに区別され、多くの品種が生まれています。ですから園内のハナショウブにもそれぞれ案内板が立っていたのですね。


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「いずれ菖蒲(あやめ)か杜若(かきつばた)」ということわざがあります。アヤメもカキツバタもよく似た美しい花で、どちらかを選択するときに迷うことの例えからきたことわざです。実際、アヤメとカキツバタはよく似ています。なお、似ているといえばこれに花菖蒲を加えてもいいのかもしれません。

当園の資料にはそれらの違いの説明がありますが、その写真などをみても、正直判りません。^^;
ただ、アヤメは剣状の細かい葉が縦に並んで茂る様子が、織物や木目などに現れる文目模様に似ており、さらに花びらの付け根の部分に網目模様が入ることから、「あやめ」と呼ばれるようになったと言われているそうです。

一方、カキツバタは、この花を衣にこすり付けて染色したことから「書き付け花」と呼ばれ、その発音がなまったと言われているそうです。
植物学的なことは分かりませんが、名前の由来を聞くと何となく分かったような気になります。^^;


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この辺りのように水のほとりの集落や、河川や湖沼が多くある景勝地は水郷(すいごう)と呼ばれます。しかし、昭和の初めまでは「すいきょう」と呼ばれていたそうです。そうした中で利根川下流から霞ヶ浦にかけての地域を、他の地域と区別するために「すいごう」と呼ぶようになったのだそうです。それが現在では、このような水辺地域を全国的に「水郷」(すいごう)と呼ぶようになっています。

水郷は、ここ「潮来・香取」をはじめ、関東では同じ利根川の渡良瀬川合流点に広がる「邑楽郡板倉町」、江戸時代まで荒川(元荒川)と利根川(古利根川)が交わっていた「越谷市」、さらには神奈川県相模原市水郷田名などが知られています。
また目を広げると「岐阜県大垣市」、近江八幡の水郷と呼ばれる「滋賀県近江八幡市」、市街地に水の城と呼ばれた柳川城の掘割が縦横に走る「柳川市」など数多くの水郷が全国にあります。こうした水郷は移動手段として舟運が発達しています。


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ちなみに水郷とは別に「水の都」、「水都」という呼び方があります。こちらは運河や水路、河川等の水景が都市景観の形成に大きな役割を果たしている水辺都市に対して使われる愛称だそうです。もともとは瀬戸内海航路の起点であり、海に囲まれていた難波宮(現大阪)を指す用語だったそうです。


全国には北は「小樽」から南は九州の「柳川」や「佐賀」、「熊本」まで数多くの水都があります。考えてみると日本は河川が多く、河口辺りで水運の利用しながら発展していった都市が多くなっています。ですから、当然なのかもしれませんね。(^o^)

なお、東京の23区も江戸時代は立派な水都でした。当時の江戸は利根川や荒川、多摩川の下流域であり湿地帯でした。そこで幕府は大規模な治水工事により多数の堀や川を張り巡らさせていったのです。現在はその多くは埋め立てや暗渠化が進んでいますが、よく観察するといまでもその当時の名残りを確認することができます。


利根川を渡ってくる風は爽やかで、乗る舟は静かで心地よいものがあります。気分転換には最高です。

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回遊後、出口近くのお店で「イモソフトクリーム」を食べてみました。^^; 先月、伊豆の天城で食べたワサビソフトクリームはあまりの辛さに驚きましたが、ここのイモクリームはやさしい甘く、ほどよく疲れた体に最高でした。(^.^)
ついでに「しじみ汁」も飲みました。すると見た目の汁の薄さとは違い、しじみの味がしっかりしています。蒸し暑い日中だけに温かいしじみ汁は身体にやさしく、「さすが採れたて、本場もの!」とつい嬉しくなります。(^o^)


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汗かきにとって今の時期は苦手です。それでも河を渡ってくる風に吹かれながらのあやめ鑑賞は、苦手な季節を忘れさせてくれるひとときでした。(^o^)

ここ、佐原あやめパークでは「あやめ祭り」が終わった7月から8月にかけて「はす祭り」を開催し、約三百品種のハスが鑑賞できるそうです。ハスが好きな方は見逃せないかも知れませんね。


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