釈尊の教えを知るための仏教講座
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「大垣 国久」さんの講話より
「 十識論 」
瑜伽行唯識学派のいう唯識とは、
あらゆる存在が
八種類の識により成り立っているという説(八識論)。
4~5世紀にインドにおいて栄えました。
もともと人は五感により外界を認識するが、
外界は人が認識しているだけであり、
心の外に事物的存在はないとし、
その認識の根源に第八識の阿頼耶「alaya蔵」をおいた。
中国において
天台宗華厳宗により第九識が加えられる。
ちょうど如来蔵思想とも重なり
本来心は清浄とした第九識の阿摩羅識amala-vijñānaをおく。
玄奘は如来蔵(仏性)は
阿頼耶識に含まれるとして
阿摩羅識amala-vijñānaを認めていない。
さらに真言宗では
第十識、乾栗陀耶識hṛdaya-vijñānaを加えられる。
真言宗の本尊は大日如来であり、
宇宙を包括する仏であります。
阿頼耶識も阿摩羅識も大日に含まれるという意味でしょうか。
hrdayaは般若心経の「心」である。
つまりすべてにおける核心と言った意味になろうか。
さらに第十一識も企てようとしたが
さすがに認められていません。
1.眼識
2.耳識
3.鼻識
4.舌識
5.身識
6.意識
7.末那識
8.阿頼耶識 ālaya-vijñāna「蔵」「阿頼耶識縁起」瑜伽行唯識学派
9.阿摩羅識 amala-vijñāna「心は本来清浄であるとする如来蔵」天台宗
10.乾栗陀耶識 hṛdaya-vijñāna「大日如来」真言宗
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今日も命を授けていただきありがとう (^-^)
二度とない人生
だから 今日が大事、今日が大切
今日もいい日でありますように 【合掌】
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