山頭火の「行乞記」昭和7年ー1/3 | 安 明高 の 生 活

安 明高 の 生 活

日頃の気になること と
坂村真民・種田山頭火さんなどの作品を掲載してます

御先祖の御加護に感謝をし
日本百観音などを参拝の後
お四国を錦札で巡拝できる喜びを感じて
弘法大師・法然上人・親鸞聖人などの魅力を紹介してます。

【南無大師遍照金剛】 * 7

一月四日

 晴、行程わづかに一里、金田、橋元屋(二五・上)

宇佐-25
朝酒に酔つぱらつて、

いちにち土手草に寝そべつてゐた、

風があたゝかくて、気がのび/\とした。
夜もぐつすり寝た。
此宿の食事はボクチンにはめづらしいものだつた。

一月五日

 晴、行程九里、赤間町、小倉屋(三〇・中)


歩いた、歩いて、歩いて、とう/\こゝまで来た、

無論行乞なんかしない、

こんなにお天気がよくて、

そして親しい人々と別れて来て、

どうして行乞なんか出来るものか、

少しセンチになる、

水をのんでも涙ぐましいやうな気持になつた。
 

一月六日

 晴、行程三里、神湊、隣船寺。


赤間町一時間、東郷町一時間行乞、

それから水にそうて宗像神社へ参拝、

こんなところに

こんな官幣大社があることを知らない人が多い。
神木楢、石牌無量寿仏、木彫石彫の狛犬はよかつた。


水といつしよに歩いてゐさへすれば、

おのづから神湊へ出た、

俊和尚を訪ねる、

不在、奥さんもお留守、

それでもあがりこんで

女中さん相手に話してゐるうち

に奥さんだけは帰つて来られた、

遠慮なく泊る。

 

・蘭竹もかれ/″\に住んでゐる
 咲き残つたバラの赤さである
・つきあたつて墓場をぬけ

 

(青空文庫作成ファイル)より

 

(続きます)

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆  

 

今日も命を授けていただきありがとう (^-^)

二度とない人生

だから 今日が大事、今日が大切 

今日もいい日でありますように 【合掌】

 

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