山頭火の『草木塔』より
若うして死をいそぎたまへる
母上の霊前に
本書を供へまつる
大正十四年二月、いよいよ出家得度して
肥後の片田舎なる味取観音堂守となつたが
それはまことに山林独住の、しづかといへばしづかな
さびしいと思へばさびしい生活であつた。
松はみな枝垂れて南無観世音
松風に明け暮れの鐘撞いて
ひさしぶりに掃く垣根の花が咲いてゐる
大正十五年四月
解くすべもない惑ひを背負うて、行乞流転の旅に出た。
分け入つても分け入つても青い山
しとどに濡れてこれは道しるべの石
炎天をいただいて乞ひ歩く
放哉居士の作に和して
鴉啼いてわたしも一人
生を明らめ死を明らむるは仏家一大事の因縁なり(修証義)
生死の中の雪ふりしきる
(青空文庫作成ファイル)より
(続きます)
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今日も命を授けていただきありがとう (^-^)
二度とない人生
だから 今日が大事、今日が大切
今日もいい日でありますように 【合掌】
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