1913年(大正2年)32歳
椋鳥会『初凪』1月
「山頭火」たちのサークルで
自由律の編集・五句集の勉強会が始まったのです。
△先日の句会では愉快でした。
持病の饒舌で諸君を煩わしたことを謝します。
そして破口栓君に私はあれだけ饒舌っても
まだ饒舌り足らなかったことを伝えて置きます。
最後に檳郎君にお詑します。
私は本紙を七枚ばかり破棄しました。
実は今夜妙に興奮していたので
筆に任せて書き続けて
さて読みかえして見ると
あまり下らない事ばかり並べているので
すまないとは思いましたけれど
そのままにして置いて
同人諸君の気持を悪くするよりはましだと考えたので
引き裂いて反古籠へ投り込みました。
△巡回編集としての小俳紙発行のことは
漣月君からも訪問をし訪問をうけた時承りましたが
雑誌編集はなかなか困難で
永続は難かろうと思いましたから
しかとした返事は致しませんでした。
このことについては兼てより熟考しましたが
私は巡回編集よりは
寧ろ単独編集の方が永続しようと思います。
二三者の手に依って単独に編集されては如何です。
△歌集、大賛成です。
賛成……と意気込んでも作ることは出来ません、
が作り得る様になりたいのです。
十四五の頃は一寸熱中して
少年界などへも投書したことがありましたが
此の所は遠ざかっていますので
てんで御話になりませんが
是非御仲間に入れて戴きとうございます。
歌集には賛成者も多い様ですから
早速に編集したいものです。
編集者を誰れや彼れやと云うと
暇取りますから甚だ失礼ですが
最初一二度私が編集しましょう(五句集の体裁で)
早速ですが左記に依り御投書を願います。
(編集其他の事項に就ては近々回章を出します。――田螺公)
「椋鳥会『初凪』」1913(大正2)年1月
(青空文庫作成ファイル)より
(続きます)
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今日も命を授けていただきありがとう (^-^)
二度とない人生
だから 今日が大事、今日が大切
今日もいい日でありますように 【合掌】
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