禅僧として各地を行乞の旅。
旅のさなかに数多くの句を残した
俳人山頭火の
公開された作品を掲載します。
赤い壺
種田山頭火
1916年(大正5年、34歳)
「層雲」大正5年3月号ー2
自己を掘る人の前にはたった一つの道しかない。
狭い険しい
ともすれば寂しさに泣かるる道しかない。
叱られて泣いた昨日があった。
殴られて腹も立たない今日である。――
悔なき明日が来なければならない。
外部の圧迫は内部の破綻を緊密にする。
そこに人間性の痛切な一面がある。
死を恐れないのではない
死よりも恐ろしいものがあるからである。
肉を虐げることによって霊を慰める人のはかなさは!
霊肉合致とは霊が肉を征服することでなくして
肉が霊のあらわれとなることである。
彼が堕落の悲しさよ
彼は真摯なるが故に堕落したのである。
骨肉のなつかしさ、骨肉のあさましさ。
犠牲という言葉のためにはあまりに多くの犠牲が払われた。
(青空文庫作成ファイル)より
(続きます)
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今日も命を授けていただきありがとう (^-^)
二度とない人生
だから 今日が大事、今日が大切
今日もいい日でありますように 【合掌】
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