2022.03.19(土)


そうだ 広島へ行こう!


と、いきなり広島へ遊びに行ってます。


①-2からの続きです。


2日目は、広島に単身赴任している友人と一緒に、お勧めスポットへお出かけです。


10:25
広島市内から車で1時間ちょっと。
今、橋を渡っています。
さあ、ここはどこでしょう?

正解は、安芸灘とびしま海道です。
瀬戸内海に浮かぶ島々を、飛石(とびいし)にたとえて名付けられたそうです。
今、渡ったのは、7つある橋の最初の安芸灘大橋です。

とびしま海道は、しまなみ海道のように、四国にはつながっておらず、最奥が愛媛県に属する岡村島となっています。
岡村島から、しまなみ海道に合流する構想はあるみたいです。
こうやって見ると、大崎上島だけ取り残されてしまってますね。
しまなみ海道計画のほか、大崎上島への架橋計画は、いくつか挙がっていたようですが、いずれも実現に至っていないとか。

この渡ってきた最初の安芸灘大橋は、海道で唯一の有料道路(730円)で、残りの橋はすべて無料で利用できます。
とびしま海道内の指定施設で1,000円以上利用すると、この橋の帰りの通行券をもらえるという、素晴らしい観光地戦略となっておりますよ。
(^_^;)

10:51
ここは、蒲刈島御番所といって、福山市の鞆の浦とともに、瀬戸内海にある2つの海の関所の1つだったそうです。

鞆の浦のように古い町並みが残っているわけではなく、当時の史跡がいくつか観光施設として保存されています。
有料施設なので、外から眺めて終了〜。
(^_^;)

次に向かったのは、いちばん奥の岡村島。
岡村島のナカダニ展望台に向かいました。

12:02
ナガタニ展望台に到着。
ここまで車で来ましたが、とても狭くて、一度止まったら、二度と登れなくなるほどの急登もあり、かなり苦戦しました。
対向車がいたらアウトでしたね。
滝汗

展望台からは、四国の愛媛県今治市が間近に見えてます。

石鎚山、瓶ヶ森、伊予富士はあの辺りかな?
稜線が雲に隠れてしまってるので曖昧。
UFOラインのドライブは気持ちよかったな。
今度は稜線を縦走してみたい。
\(^o^)/


岡村島の観音崎にも立ち寄りました。
目の前に綺麗な砂浜が広がり、なかなかのビューポイントです。
対岸は、風待ち潮待ちの港町として栄えた大崎下島の御手洗(みたらい)です。

観音崎の頂きにある常夜灯。
当時の灯台の役割だったんですかね。

13:06
大崎下島の御手洗地区にやって来ました。
当時の栄えた港町の様子が残る古い町並みは、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
とびしま海道一番の観光スポットですね。

江戸時代から昭和初期まで栄えていた港町は、当時のモダンな建物も混在していて、まさにノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。
イイね。\(^o^)/

御手洗は花街としても全国的に知れ渡っており、若胡子屋は、100人の芸子、遊女を抱える港町最大の茶屋(遊郭)だったそうです。
この小さな港町の夜は、さぞ華やかで、賑わっていたのでしょうねえ。
芸子遊びをしたことがないので妄想のみ。
(^_^;)

この地区「御手洗」の由来となる井戸。
御手洗天満宮の裏手にあります。
菅原道真が太宰府へ左遷されたときに立ち寄り、この井戸で手を洗ったという伝承あり。
この伝承をもとに天満宮が建立されたとか。
菅原道真の在る処に天満宮ありですね。

実際に井戸から水を汲んで手を洗うこともできますが、汲んだ水が少し濁っていたので、私はパスしました。(^_^;)

乙女座というモダンな建物。

中は立派な劇場になってました。

映画上映や大衆演劇など、今でも楽しまれているそうです。この建物は復元されたもの。

港町らしく海に向かって鳥居。

御手洗(みたらい)の御手洗(おてあらい)だそうです。
言葉遊びですね。(^_^;)
トイレは使用禁止になってました。

町中の案内板に書いてあります。
面白いね。\(^o^)/

海岸に面した通りに出てきました。
食事処もありましたが、観光客仕様のメニューに興味が沸かず、スルーします。
町並みの雰囲気だけを楽しみました。

対岸の右端は、さっき眺めていた観音崎。

港町のシンボル。
江戸時代に石で造られた高燈籠。

このあとに資料館にも立ち寄り、当時の写真も見ながら、御手洗の変遷を学ばせていただきました。

御手洗を出発してすぐ、「一峰寺山公園」と書かれた案内が目に入り、ビビッと来ました。
一峰寺山は、御手洗の裏から続く山です。
なので、本能に身を任せ、立ち寄ることにしちゃいました。
公園への案内に従い、隣町の大長から一寺峰山を車で登っていきますが、見えてきた密集過ぎる町並みにビックリです!
道路がどこを通ってるのか想像できませんね。

大長みかんで有名なこの町は、周りを囲む急傾斜の山は、一帯がすべて、みかん畑になっていて、わずかな平地に住宅が密集するため、こんな密集街になってるようです。

御手洗の店先に並んでいた大長のみかんを買って食べましたが、酸味と甘さが絶妙で、とても美味しゅうございました。
\(^o^)/

14:37
細い道をくねくねと車を走らせ、結局、一峰寺山山頂まで来てしまいました。
ここまで車で登ってこれることにビックリです。立派な展望台もあって素敵です。

目の前はとびしま海道最奥の岡村島。
右端の観音崎の綺麗な砂浜が見えます。

観音崎をアップ。
あそこから見えていた山のテッペンが、まさかのココです。
左の小山の頂上にナガタニ展望台も見えてますが、完全に見下ろしてますよ〜。
キャ〜、凄い所まで来ちゃった~!
\(^o^)/

とびしま海道に架かる橋も眺められる、素晴らしい展望スポットですね。
予期せぬ穴場発見に心踊ってますよ。
\(^o^)/

14:38
展望台から一峰寺山山頂まで登っていきます。
たった100mですが、登山開始。
ヤマップで軌跡を記録して、ピークもゲットしますよ。

一峰寺山山頂には神社。

14:42
登山開始から4分で一峰寺山山頂に到着〜。
三角点に置かれた石に山名が描かれてます。
こんな小さな島に標高449mの山。
景色良くて当たり前ですね。

山頂は展望広場とありますが、樹林に囲まれて展望なし。さっきの展望台に戻ります。

展望台に戻ると、さっきまでクリアだったのに、ガスがかかってきて霞んできました。
そして雨☔もパラパラと…。
ギリギリセーフのタイミングで、展望を楽しめたようです。
ラッキーでした。\(^o^)/

15:14
豊浜大橋(4号橋)は、鉄の引っ張りに強い特性を活かして、三角形に組み合わせた部材どうしが引っ張り合うことで、強度を持たせているトラス構造となっています。
帰りは雨が強めに降ってきたので、ほかに立ち寄ることもなく、海道に架かる見事な橋を鑑賞しながら帰ります。

15:27
豊島大橋(3号橋)は吊り橋。
両端の柱を渡すワイヤーで道路を吊るす構造で、真ん中に柱を立てるのが難しい場所に使われる工法です。
ひとつひとつの橋が立派ですね。

15:41
帰りの有料大橋の通行チケットをゲットするために観光施設「県民の浜」に立ち寄って、1,000円以上の食事。
ホットサンド1個が、
なんと400円!
ポーンポーンポーン
観光地だから許される値段を噛み締めながら、大事にいただきました…。

16:05
蒲刈大橋(2号橋)まで戻ってきました。
この橋はトラス構造ですね。
対岸は行きに立ち寄った蒲刈島御番所です。

そして有料道路の安芸灘大橋(1号橋)。
ゲットした通行券で通過できました。

美しい吊り橋の向こうにド~ンと構えているのは、標高839mの野呂山です。
山頂が雲に隠れてしまっていますが、友人の強い勧めで、このまま車で登っていくことになりました。
何でやねん!ゲローゲローゲロー
雲の中を山頂まで登ってもなあ…と、車内で訴えつつ、車を走らせています。

16:39
山腹に展望台を見つけたので立ち寄ります。

展望台からはとびしま海道全景が見えて、
景色サイコー!\(^o^)/

今日を締めくくる絶景に感動です。

友人も、この景色を眺めたかったということで、雲の中の山頂まで登る必要はなくなり、ここで終了〜。

晴れ予報だったのに雨が降る、不安定な一日となりましたが、行く先々で雨が止む、視界が晴れるなど、総じてラッキーな楽しい旅となりました。

\(^o^)/