紹介記事 : 新連載「ジュニアスポーツについて考える」 | 大庭スポーツクラブ

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スポーツするっていいこと?~スポーツ万能論に対しての問題提起~

 

 

記事紹介

 

この連載では、子どもの地域スポーツにかかわった経験を持つ心理学者が、「ふつうの子ども」とスポーツのかかわりについて考えていきます。目を輝かせてスポーツを始めたはずの子どもが数年後やめてしまうのはなぜでしょうか? 先日出版した著書「ジュニアスポーツコーチに知っておいてほしいこと(大橋 恵, 藤後 悦子, 井梅 由美子 共著 / 勁草書房 / 2018年)に基づき、スポーツの入り口である小学生時代を焦点に、プロを目指さないふつうの子どもが、楽しくスポーツを続けていける環境づくりについて提案していけたらと思います。

 

 

記事内容から

 

私たちは以前、チームスポーツに参加する小学生のチーム参加満足度に何が影響を与えているのかについて調査を行ったことがあります。満足度に対して、指導者の関わり方の次に影響があったのは、なんと、保護者間の「レギュラーをめぐる争いがないこと」と、チームが「勝利至上主義ではないこと」でした。この結果から、子どもたちが大人からの評価を気にしていることや、大人の勝利へのこだわりが子どものモチベーションを下げてしまうことがわかります。勝負だけにこだわるのではなく、自分の、自分たちの成長を大事にできるように導いてほしいものです。