【ゲート】 | 大庭和弥オフィシャルブログ「走るのは馬ですから~」Powered by Ameba

【ゲート】

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今日は「集中力のある馬は、スタートで出遅れないのでしょうか?



またスタートで何か気をつけていることとか工夫していることってありますか?」



という質問に答えたいと思います!!




まず「集中力のある馬は、出遅れないのでしょうか?」



という質問についてですが、集中力とはまた違うと思いますねぇ。




人間はかけっこのスタートの時ピストルピストルが鳴る音に集中しますが、



ゲートで「開いたら出る」ということに集中している馬は1頭もいないと思う。



馬のスタートは馬が出たくて出ているわけではなく



習性的に教え込まれていくものだと思うんですよね。



調教でも「開いたら飛び出る」という動作を繰り返します。



それにより馬も「開いたら出る」という意識になってきますからね。



人間もある程度「ピストルが鳴ったら出る」と体に覚えさせてるかもしれませんが、



それでも、やっぱりピストルの音に感覚を研ぎ澄ませてると思うんです。



人間のかけっこと馬のスタートでは、そこが違うと思うんですよね。




ゲートが速い、遅いの違いは、



『馬自身が「開いたら出る」をいかに理解できているか』だと思います。



スタートが常に速い馬は、



ゲートの中ではジッとしています。



「開いたら出る」ということをある程度理解してるんですね。




逆にスタートが遅い馬は、


ゲートの中に入っているとき、



「怖い」とか「外に出たい」という気持ちになり、



そういう気持ちで変な姿勢になったり、



ゲートの中で動いてしまったりして、



開いたと同時に体勢が悪く出遅れになってしまいます。



ただそういった状態になっても、



たまに中で前に動いたときにゲートが開いて、



好スタートになるときもあるんですけどねDASH!




次に「スタートで何か気をつけていることとか工夫していることってありますか?」



という質問ですが、



注意してることといえば、中で動く馬の場合、



ゲートが開くときにいい体勢をキープさせておくことですねビックリマーク




ゼロからいきなりスピードに乗せるので、



馬の動きについて行くのは一番難しい。



なのでボクは、邪魔をしないようにすることに集中しますね。




でもボクと違ってたくさん乗ってる人たちは、



ゲートの中でもしゃべったりしてます。



これは「すごいなぁ」と思いますね。



ボクは集中してしまうのでそこまでの余裕がないです汗




そんな感じで、スタートについて伝わりましたでしょうか?





ではでは、今週も引き続き新潟で騎乗!



全部で9鞍の依頼を頂きましたし、全力で頑張ってきます!



オーバでしたっチョキ




あっ、そういえば日曜は誕生日ですねぇケーキ