メディア…南沢奈央 

イアソン…井上芳雄 

ふたりの間に生まれた子ども… 三浦宏規、水野貴以、加茂智里 


脚本 フジノサツコ 

演出 森新太郎


メディア/イアソン 観劇
120分(休憩なし)


メディアとイアソンの前日譚
ということで事前に
「メディア」を読んでみたのですが
まーこれが
前半メディアの恨みつらみが滔々と語られ
なかなか読み進まず汗


自分を裏切った夫への復讐と
その後の備えもしっかり

っていうか、結婚するために
自分の親や兄弟をも…
メディア何て恐ろしい女なの!


って本で読んだ時は思い

イアソンの裏切りからがメインで 

その前のエピソードは 

ざざっと説明という感じだったので



この作品では2人の出会いや 

メディアの葛藤も描かれていて 


裏切られた後のメディアの壊れっぷりみて

 

(そりゃ、延々恨みつらみになるわよね…) 

と納得 


芳雄さん演じるイアソンは 

妻と子どもを捨て 

復讐されるわけですが 


最初の方のコルキスの王への 

口八丁手八丁なシーンが 

だからか!と、こちらも納得



三浦くん、貴以ちゃん、加茂さんは

子どもの役以外に


・領主でありイアソンの義理の父になるコリントス王 

・イアソンの叔父のペリアス王 

・隣国のアテナイ王 

・メディアの父コルキスの王 

・メディアの弟アプシュルトス 

他にもたくさん 


カムフロムアウェイの早替えさながら 

数々の性別を超えた役を演じられ


状況伝えにくる下僕の三浦くんの

光景が浮かぶ超絶説明長台詞が素晴らしかった!



イアソンの試練?のシーンでは 

ドラゴンのパペットと炎と 

3人でやっているとは思えない迫力



この作品観たいなと思った1番の理由は

森新太郎さんが演出ということで


シンプルなセットが様々な組み合わせで

そのシルエットで表現されていて

基本的に色使いはモノクロ


あれ?子ども2人じゃなかったっけ? 

と思ったら最後のシーンでなるほど 

オリジナルなのかな

そこも逆光でシルエットなのいいですね


台詞やもろもろ

ザ・演劇といった作品でした


中盤はちょっと集中力が切れてしまい…汗

リピはしなくていいかな


生で観られて良かったです