アイラブ坊ちゃん
5月16日(土)18:00 明治座
1幕75分 休憩25分 2幕80分
昨日観劇しました
ネタバレ入っちゃうと思うので
気になる方は以下飛ばしてください
「坊ちゃん」を執筆する夏目漱石と
「坊ちゃん」の物語の世界が交錯し…
1幕は坊ちゃんの物語中心
2幕は漱石のパートが多めだったかな
これ書き上げてどうなるんだろう
と思いながら観ました
教師をしながら小説家として
作品を書き続ける漱石
生徒の死を背負い苦しんでいるのですが
坊ちゃんを書き上げ、カタルシスを得る
そして妻の深い愛を知る作品でした
(って理解合っていますか?)
「なぜ生きるのかではない」
「どう生きるかだ」
ストレートに心に響きました
坊ちゃんって正直そんなに好きな話ではなくて
(あの田舎独特の感じや、最後殴っても赤シャツたちはのうのうと同じように生きてくんでしょって思っちゃったり←性格曲がった読み方でごめんなさい)
でも、この作品観たら
もう一度読みたくなりました
・体格は別として「無鉄砲で真っ直ぐ」な坊ちゃん三浦くん
・まんま山嵐!な小林唯さん
・癇癪持ち風で内に秘めた後悔の漱石、芳雄さん
・そんな漱石を絶妙にイラつかせる笑
天真爛漫な妻の鏡子、土井さん
・マドンナの可愛らしさ(だけでなくコメディエンヌも笑)から
漱石の姪、漱石の兄嫁役と宝塚退団後初舞台で大活躍のみちるちゃん
・坊ちゃんの老女中、清の春風さん
あの無条件の愛情と可愛らしさと
一声発するとふわーっと全てが包まれていく
そして、モヤが晴れたようなテーマ曲?の歌声は
芳雄さんの真骨頂!
観て(聴いて)いる方も、心の澱みが(ちょっと最近色々ありすぎまして)晴れ渡ったよーっ
・山野さん演じる野だいこの小判鮫感ったら
・高浜虚子の大音さん
・うらなりの小原さん、顔色の悪さから力無さげな動きまでうらなり〜っ
・下宿のおかみの藤崎さんはセリフと歌で坊ちゃんへご説明
他にも皆さん素晴らしかったです
何せこの皆さん総出で短髪かつらで
学生役もやっているっていうね
冒頭の三浦くん坊ちゃんのセリフや
坊ちゃんが松山を去った後の漱石のセリフは
まんま小説と同じ(だと思う)なので
(他にも作中のたくさん)
小説が好きな方はまたさらに楽しいんだろうな
なんて思いました
余談ですが、昨日は肉眼でみえるほぼドセンのお席でした
明治座は千鳥じゃないので
芳雄さんが縁側に座るところなどは
前の方に被って目から上しか見えなかったのが残念
観劇の視界、新しい劇場も含めて良くなりますよーに
〈STORY〉
1906 年、39 歳の夏目漱石(井上芳雄 )は教師を辞め、小説家として独立したいと願っていたが、家族を養う安定した生活のためにふんぎりがつかず、鬱々と日々を暮らしている。妻の鏡子(土居裕子)や幼い娘にイライラをぶつける毎日。妻の鏡子は漱石の癇癪をものともせず、明るく日々を送っているかのように見えたが、実際は心通じ合えぬ夫に言い知れぬ寂しさを深めていた。
ある日漱石は、訪ねてきた高浜虚子(大音智海)に新しい小説のプランを話す。タイトルは「坊っちゃん」。江戸っ子で曲がったことが大嫌いな坊っちゃんは心に闇を抱えた漱石とは正反対のキャラクターだったが、漱石はいつしか坊っちゃんに自らを、結核で亡くなった親友の正岡子規を山嵐(小林 唯)に重ね、自分では叶えられなかった冒険物語に筆と心を躍らせ、執筆に没頭する。やがて漱石は登場人物たちに周囲の人間を重ね自らの闇に向き合い、時に飲み込まれそうになる漱石の筆は坊っちゃんに教え子の反抗や学校組織による理不尽な人事といった数々の試練を与えるが、坊っちゃんと山嵐はそれらを必死に乗り越えながら漱石を励まし続けるのだった。
なぜ生きるのか。苦しみ続ける漱石は、果たして「坊っちゃん」を書き上げることができるのか―。
漱石 井上芳雄
坊っちゃん 三浦宏規
山嵐 小林 唯
登世 彩 みちる
赤シャツ 松尾貴史
清 春風ひとみ
鏡子 土居裕子
林アキラ 山野靖博 伊藤かの子 今村洋一
大音智海 小熊綸 小原悠輝 管谷孝介
中野太一 長谷川 暢 般若愛実 藤咲みどり
三浦優水香 山根海音 蘆川晶祥
★鈴木弥人/涌澤昊生
植木紗菜/★内 夢華
早川一矢(Swing)
演出:G2
音楽監督・編曲:YUHKI 振付:山田うん
美術:乘峯雅寛 照明:髙見和義
音響:山本浩一 衣裳:髙木阿友子
ヘアメイク:大宝みゆき
音楽監督補・歌唱指導:林 アキラ
稽古ピアノ:安藤菜々子