村の小さなパン屋の夫婦には、子どもが授からない。なぜなら、魔女の呪いがかけられていたから。「呪いを解きたければ、森へ行ってとってきな。一、ミルキーな白い牛、二、血のように赤いずきん、三、黄色いコーンの髪、四、きらめく金の靴。三日後の真夜中の、鐘が鳴るまでに」。
森を目指したパン屋夫婦が出会うのは、赤ずきん、シンデレラ、ジャックと豆の木、ラプンツェルほか、それぞれに充たされない人生の宿題を抱えた、おとぎ話のおなじみの登場人物たち。

彼らの前には、魔女の呪い、巨人族の怒りが立ちはだかるが、それだけではない。本当の敵は、誰もが自分だけの幸福を願うがゆえの、ジェラシー、妨害、うそ、策略のわな…。
チャーミング、ファンタスティック。だけどちょっぴりシニカルでダークなミュージカルをあなたに。


「赤ずきん」
赤ずきん 羽野晶紀

  
「シンデレラ」
シンデレラ 古川琴音
継母 毬谷友子
継姉フロリンダ 湖月わたる
継姉ルシンダ 朝海ひかる
王子  廣瀬友祐
執事 花王おさむ

  
「ジャックと豆の木」
ジャック 福士誠治
母親 あめくみちこ


「塔の上のラプンツェル」
ラプンツェル 鈴木玲奈
王子 渡辺大輔

  
ナレーター/謎の男 福井貴一

「パン屋」
夫 渡辺大知
妻 瀧内公美

  
魔女 望海風斗

巨人
*声の出演 麻実れい

則松亜海 杉浦奎介
井上尚子 梶田留以 児玉彩愛 渋谷亘宏 西田健二 矢嶋美紗穂 吉﨑裕哉

作詞・作曲 スティーヴン・ソンドハイム
脚本 ジェームズ・ラパイン
演出 熊林弘高
翻訳・訳詞 早船歌江子


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木曜日はエリザの発表でわきましたね
いつも拝見しているブロガーさんの皆さん
エリザの画面が並んでいたよ爆笑

それにしても、東京のみ、と博多座のみ
のトートおふたり
これはまたさらにチケ難になるのではあせる



と、いうことで今日は
イントゥ・ザ・ウッズ観劇
1幕90分 休憩20分 2幕80分

スイートじゃないビターな大人の御伽噺

新翻訳、新演出だそーで
って元を知らないので新鮮に拝見しました

ソンドハイムだから?
いえ、
リトル・ナイト・ミュージックを思い出す
1幕が終わった時のあの…ゴニョゴニョ。。

それよりは、よかったです
(重ね重ね失礼)


だいもんがすっごく良かった!
最初の方は出てくるたびに
魔女ダンサーズにリフトされたり
逆さまだったり

そんな状態でも
台詞も歌詞も明瞭でもちろん歌ウマ
さすがだいもん〜!


魔女の呪いを解くために
パン屋の夫婦が
物語の人物たち(の持っているもの)
を探して森へ


それぞれ順番に出会うのかな
と思っていたら
行ったり来たり
手に入れた、と思ったら
逃してしまったり
また会って


ちょと頭弱いジャック
軽く擦れてる?赤ずきんちゃん
誤解して王子から逃げ回るシンデレラ
などなど個性的

OGさんたちの継母、姉たちは
華やかな毒々しさもあって
シニカルとコミカル


1幕はそれぞれの物語通り
ハッピーエンドを迎えた登場人物たちと

若さを取り戻したけれど
魔法を失った魔女で終わり

めでたしめでたし。
かと思われた1幕の最後から

幸せそうに見えたそれぞれに陰りが…

そんなところに巨人が
犯人(ジャック)出せ〜、と村を攻撃

巨人から見ればジャックに殺された側の被害者ですもんね

そういう「違う側面から見たら」
が、2幕のお話なのかな

巨人どうする
そもそも誰が悪い
と、ザ・掛け合いのナンバーもあり

重ね重ね歌…(略)


お目当てその弍。だった
瀧内さんと古川琴音ちゃんの歌が残念で
もうちょっと基礎は何とかしてほしかったです

お芝居は素敵だったんでホントもったいない


かたや王子二人
国語弱い兄、と(シンデレラの王子)
歌うときマイク持つ手の小指立ってる弟笑
(ラプンツェルの王子)

1幕2幕とがっつり歌われるのですが
今まで普通と思って聞いていたけど
上手いんだなあって(スミマセン反省)


何となく物語の最後は
昔の道徳の授業みたいに感じました
(言葉の使い方なのかな)


途中、小劇場の現代劇のギャグ
みたいなノリがポツポツ入っていて
うーん…

あと舞台上の人の動きが
ガチャガチャしているように感じたところが
何回かありました

もう少し今ここメインの人とそうじゃない人
って濃さ変えても
ド素人の感想ですが…


演出が変わって、あと
歌えるキャスティングだったら
また観てみたいかも