去る4月28日に行われた衆議院補欠選挙で与党は三つ議席を失いました。
与党は敗戦を総括していますが、緊迫感は感じられません。絶対に与党の座を脅かされることにはならない、という自信があるのでしょう。何十年も続いている野党の在り方が変わらない、という確信の表れでしよう。
この状況を野党はどう考えているのでしょうか。各野党それぞれ主張があるのでしょうが、過去にも同じような状況が数え切れないほどあったと記憶しています。おそらく、野党は戦後何回もあった同じような機会に取ってきたのと同じ轍を踏むだろう、と与党に思われているのでしょう。舐められているとしか思えません。
世の中を変える力のない野党よりボロ隠しでも確実にツギハギをしていれば良い、と与党に思われるのも当然でしょう。
小を捨て大をとる、という諺を知らない訳ではないでしょう。国民の目には、情勢は変わり続けると日々口にしているはずなのに目先の餌に引きずられっぱなし、のように映ります。
これでは安定した党勢など望むべくもないだろうし国民の信頼は得られません。とは言っても、国民が国会議員を国会に送り出しているのですが・・・・。
昔の社会党を思う訳ではありませんが、二大政党の形にしないと国は変わらないように思います。