こんにちは!梅雨の湿気と戦っている作業療法士です
今日は患者様のベッド周りに飾られている習字作品を紹介します
大変達筆で思いのこもった作品です
こちら、作業療法のリハビリの中でご本人からやってみたいと発信して始められました。
ご本人曰く習字は中学生以来だそう…
習字は、姿勢を気をつけながらの繊細な手先の動きを求められます。また、見本を見てその通りになるよう書くために、構成能力(文字の形や配置を見て形を作る力)や注意機能(書くことに集中し、紙の全体と文字全体のバランスを気にする力)を大変求められる作業です。
治療場面では患者様のできる力に応じて、難易度を変化させていきます。
姿勢を気をつける事でお腹の力を使い、頭も使う、まさに一石二鳥の作業活動です!
書かれる様子を見ている周りのスタッフや患者様からも「すごいね!」「私にも書いて欲しい!」と声掛けがあり、交流にも繋がりました
好きな作業は身体や心、周りの人へもいい影響を与えて行くようで
改めてご本人の大切な作業のすばらしさを感じた機会でした