【池袋で突発デート】A-RAJ（エーラージ）～美蕎（びきょう）
先日アップした練馬のケララバワン
や蕎麦屋
の記事に、オススメのお店情報を書き込んでもらえた。1軒は有名な池袋の南インド料理屋A－RAJで、もう1軒は豊島区役所のすぐ近くにあるという美蕎という蕎麦屋さん。
■参考資料
池袋、六ツ叉交差点近くモスバーガーの隣（地下１Ｆ）の蕎麦屋がおいしかった。お試しください。
ちょっと混むと手際が悪くて時間がかかりますが。。。
rock 2008-06-22 11:57:14
板橋区民として、池袋のA.RAJをお勧め。
ランチは1000円でミールスが食える。
ディナーでは、ペッパーチキンがお勧め。絶対でブの好きな味だ。
なお、行き方だが、仲宿のセブンイレブンを渡ったとこにあるどっかの小学校前から池袋東口行きのバスに乗ると大山経由で、A.RAJのすぐそばまで行ける。サンシャインシティで降りるのが一番近いかな。
ロザリー 2008-06-23 11:47:07
こんな情報を聞かされてこのオレ様がおとなしく黙っているはずもなく。
即日突撃仕掛けるに決まってんだろ！
アメリカ旅行から帰ってきたばかりの内縁の妻 を連れてデートだよデート！
というわけで、まずはカレーを食べようと東池袋まで行くことにしたんだが、家から池袋まで行く場合の交通手段に軽く悩む。最寄りは山手通りを走る国際興業バスの停留所であり、電車でとなるとどれも一長一短ありすぎる。東武東上線という案もあるんだが、板橋区役所のすぐ近くに引っ越したため大山駅も下板橋駅も微妙に遠くなり、三田線で新板橋駅まで行ってそこからJR板橋駅へというコースもなくはないが激しくバカらしい。
そんなこんなで家のすぐ近くのバス停でぼんやり待っていたんだが、3分程度で来るはずのバスが来ない来ない。15分くらい待ちぼうけを食わされてそりゃもうイライライライラ……。
そりゃ確かに途中で環七と川越街道と中山道という大街道がいくつも交差したり合流したりする山手通りですから、バスからしてみれば 「時間通り走れるわけねえだろｗｗｗ」 と言いたい気持ちもわかりますがね、素直に下板橋駅か大山駅まで歩いてればすでに着いてたとか思うと激しく鬱になるわけでして。
さすが国際興業バス。臭い（K) 汚い（K) 来ない（K) で通称KKKバス。
あまりにバスが来なくて火病りかけてしまったサダオは、「2人で乗るなら金額変わらねえよ！」 と言いつつタクシーを停め、有楽町線の要町駅まで突っ走ることに。
そしたらお前、要町駅に有楽町線がこねえの。なんだよ次が来るまで12分て。案内表示に 「PASS～通過」 なんて書かれてたけど意味わかんない。何か事情があって遅れてるわけでもなさそうだったけど、もしかして副都心線のお陰で有楽町線のダイヤまで変わったの？オレはただ2駅先の東池袋駅まで行きたかっただけなんですが。
「バスもアレで電車もコレか！」 と火病っちゃったサダオちゃんは、たまたまやって来た副都心線で池袋駅まで行き、そこから徒歩でA-RAJへ向かうことに決定。
で、オレ思うんだけどさ、東武東上線も有楽町線も、そして副都心線自体のダイヤもグッチャグチャになってしまってるわけじゃん？
この路線って本当に必要だったのか？
副都心線が走ることによって、それまで普通に問題なく使えてた交通手段が信用できなくなるってんじゃ本末転倒じゃないの？
今回みたいにバスとのコラボまで発生してしまうと、移動にもの凄いストレスと時間がかかってやってられないんですが。
そんな暗い話は忘れてカレーの話しようぜ！
各交通機関に酷い目にあわされたせいでランチタイム終了ギリギリになっちゃったけど、店のおっちゃんが 「マダイイヨー！ドゾー！」 と優しく迎え入れてくれたぜ！
てかこのミールス1,300円ってビックリ安くないか？（ベジタリアンミールスなら1,000円）
でっかいパパド達をどかしたら下にもご飯やカレーが隠されていた。しかもよく知らない付け合せみたいのがいっぱいあって楽しい。
■ミールスの内容（ベジタリアン用）
・サンバール（野菜入り豆カレー）
・ラッサム（スープカレー）
・ダヒ（ヨーグルト）
・ダールまたはクトゥ（豆カレー）
・ポリアル（炒め物）
・ライス
・揚げパン
・パパド（豆せんべい）
・ピクルス
・インディアンデザート
※ノンベジの場合は品数変わらず、お肉や魚介を使ったメニューが増える
ええとね、サービス精神は嬉しいんだけどね、ランチタイムにこんなミールス食べたら一日が終わる。間違いなくサラリーマンは仕事にならない。
一言で言うと食い切れなかった…。
でも味はどれも美味しかったの！各種カレーはそれぞれ味のベースが違ってて、程よくスパイスも効いてて、見たことも聞いたこともない謎の物体が隠れていたりして楽しい！
特にインドのがんもどきみたいなのがカレーの中に入ってて、それが初体験の衝撃というか、オレも彼女も凄く気に入ったんだけど、いったいアレはなに？食感も風味も新しかった。また食べたい。
こちらはランチセットのナンとライス。分厚くてよく焼きのナンの下にライスが隠されているという罠。
でさ、最初ここのナンを見たときに 「焼き過ぎじゃないか？」 と思ったんだが、食ってみたらモチモチカリカリのトーストみたいでうめーーーー！
これヤバイな！何がヤバイって腹に溜まり過ぎるな！
ほうれん草と鶏のキーマカレー。上は至って普通の緑色のほうれん草のカレーだが、その下には鶏ひき肉たっぷりのキーマカレーが。
辛さはそれほどでもなく、どちらかというとマイルドな味付けで、刺激ではなく旨味目的のスパイスがたっぷり。鶏肉やほうれん草の風味とあいまって、意外と複雑でジワジワ来るなコレ。
デブならこれを食え！的なペッパーチキン。ピリピリと刺激的なホットメニューで、中にはゴロっとした大きな鶏肉が。その皮の部分がトロトロになってて美味いのなんの。
食べやすい味ではあるんだけど辛味も刺激もたっぷりで、ナンにもライスにもよく合う。ってかこれを肴にビールも飲める。デブかつ飲兵衛な人に大変オススメ。
そしてやはりこのセットも量が多くて、小食な人には絶対に食べきれない量が出てくるので注意。今回は2種類のカレーとラッシーの付いたセットを頼んだけど、普通はカレー1種類のヤツで腹一杯だと思われる。
それにしてもこのA-RAJって前々から美味しいと有名で、来なきゃ来なきゃと思いつつも東池袋という土地が微妙に行き辛くて来れずにいたんだが、もっと早く味わうべきだったなと。
「なんだ、南インド系の料理が食いたければここに来ればいいんじゃん」 ってな感じ。
■A－RAJ
住所：東京都豊島区南池袋2-42-7
TEL：03-3981-9688
営業時間：11:30～15:00(14:30LO) 18:00～23:00(22:30LO)
定休日：火曜
URL：http://www.a-raj.com/index.html
アクセス：東池袋駅を出てすぐの首都高の高架下。池袋駅からは東口出口を出て目の前のグリーン大通りをひたすら真っ直ぐ歩く。(徒歩10分くらい）
さて、大変なことになった。本来ならこの後お蕎麦屋さんに行かねばならないのだが、残念ながら腹には水すら入れる余地がない。
というわけで、オレも彼女もこのところくたびれ気味だったので、久しぶりにマッサージ屋さんへ行って時間を潰すことに。
こういう時に繁華街って色々な選択肢があって便利だよねえ。
マッサージ屋で身体をほぐされ、多少腹に余裕が出来たので、さっそく豊島区役所まで歩いて移動。そこから程近い場所にある小さなモスバーガーの隣に目的のお蕎麦屋さん美蕎さんが。
とりあえず初回なので、無難に天せいろととろろ蕎麦で様子を伺ってみることに。
まずは天せいろのつゆセットが到着。試しにひとくちつゆを味わってみると、江戸っ子の好きそうな辛口のつゆで、オレ様は蕎麦通を気取って 「こんなに強いつゆじゃ余程味の強い蕎麦じゃないと死んじゃうだろ！」 とか知ったような口をきいてみた。
続いてとろろ蕎麦用のつゆととろろと卵の黄身。ぷりっぷりで大ぶりな卵が明らかに美味そうだ。とろろも見た以上に頑丈でしっかりしていて、これで蕎麦が美味けりゃかなり嬉しいんじゃないかと。
夏野菜の天ぷらさん。おくらだのにが瓜だのベビーコーンだのと色々とあって、あっさりさっぱりと食べやすい。揚がり具合も程よくサクサクしっとり。
塩で食べても美味しいし、つゆをちょっぴりつけても美味い。ただしつゆが濃いので、びしゃびしゃにすると辛くなり過ぎるので注意。
そして待ちに待ったお蕎麦が到着。
出てきてびっくりしたんだが、こじゃれ系の蕎麦屋によくある細くて固めに茹でた蕎麦かと思ったら、こんなに太くて平たい田舎のお蕎麦のような頑丈なタイプだった。（粗挽きを選んだからか？）
ああ、確かにこれなら濃い口のつゆじゃないと逆につゆが負けるよな。納得しましたごめんなさい。
で、これだけ太いのにツルっとした喉越しともちっとした食感があって、思ったよりも食べやすい。ちゃんと風味もあるし、個人的にこの蕎麦は好きだ。
ふと思ったんだけど、ここの蕎麦ってあれだ、それこそ前に行こうとしたら閉店してた神保町の出雲蕎麦のお蕎麦に似てる気がする。出雲蕎麦はこういう素朴で太いお蕎麦が割子で出てきたんだよね。
いっそこの店で割子やってくれないかなあ？薬味をいっぱい用意して。
お蕎麦が頑丈だからか蕎麦湯もドロドロで味が濃い。ちょいと多めにつゆを残してたんだけど、それでも蕎麦湯の香りが強くて全然負けてなかった。
うわ、この店いいかもしれんなあ。
決して流行の細打ち固めの蕎麦ではないんだけど、こういう田舎っぽい蕎麦もいいよねえ。山奥の店で獲れたての山菜と一緒に出されそうな感じがたまらない。
問題点を挙げるなら、土地柄か値段が少し高めなことくらいか？（それでも我慢どころの価格ではあるが）
明らかに好き嫌いがキレイに分かれそうだけど、都心価格で田舎臭い蕎麦を食べることが許容できるならオススメ……と言いたい所だが！
※最大の難点
蕎麦屋なのに香りの強いお香を焚いてるってのはどういうことか？お香の臭いが強すぎて、蕎麦の風味を味わうのにえらく邪魔だった。香りの途切れなさで言えばタバコよりもシャレになってない。すべてが台無しになるのでこれだけは即やめて欲しい。
この点が改まらない限り、残念ながら二度目はないと思う。せっかく方向性は面白いのに画竜点睛を欠くとはまさにこのこと。良い店なんだけど本当にもったいない。
■美蕎（蕎麦）
住所：東京都豊島区東池袋1-32-5
TEL：03-5960-0083
営業時間：11:30～16:00(15:30LO) 17:00～22:00(21:30LO)
定休日：日・第2土曜日
■参考資料
池袋、六ツ叉交差点近くモスバーガーの隣（地下１Ｆ）の蕎麦屋がおいしかった。お試しください。
ちょっと混むと手際が悪くて時間がかかりますが。。。
rock 2008-06-22 11:57:14
板橋区民として、池袋のA.RAJをお勧め。
ランチは1000円でミールスが食える。
ディナーでは、ペッパーチキンがお勧め。絶対でブの好きな味だ。
なお、行き方だが、仲宿のセブンイレブンを渡ったとこにあるどっかの小学校前から池袋東口行きのバスに乗ると大山経由で、A.RAJのすぐそばまで行ける。サンシャインシティで降りるのが一番近いかな。
ロザリー 2008-06-23 11:47:07
こんな情報を聞かされてこのオレ様がおとなしく黙っているはずもなく。
即日突撃仕掛けるに決まってんだろ！
アメリカ旅行から帰ってきたばかりの内縁の妻 を連れてデートだよデート！
というわけで、まずはカレーを食べようと東池袋まで行くことにしたんだが、家から池袋まで行く場合の交通手段に軽く悩む。最寄りは山手通りを走る国際興業バスの停留所であり、電車でとなるとどれも一長一短ありすぎる。東武東上線という案もあるんだが、板橋区役所のすぐ近くに引っ越したため大山駅も下板橋駅も微妙に遠くなり、三田線で新板橋駅まで行ってそこからJR板橋駅へというコースもなくはないが激しくバカらしい。
そんなこんなで家のすぐ近くのバス停でぼんやり待っていたんだが、3分程度で来るはずのバスが来ない来ない。15分くらい待ちぼうけを食わされてそりゃもうイライライライラ……。
そりゃ確かに途中で環七と川越街道と中山道という大街道がいくつも交差したり合流したりする山手通りですから、バスからしてみれば 「時間通り走れるわけねえだろｗｗｗ」 と言いたい気持ちもわかりますがね、素直に下板橋駅か大山駅まで歩いてればすでに着いてたとか思うと激しく鬱になるわけでして。
さすが国際興業バス。臭い（K) 汚い（K) 来ない（K) で通称KKKバス。
あまりにバスが来なくて火病りかけてしまったサダオは、「2人で乗るなら金額変わらねえよ！」 と言いつつタクシーを停め、有楽町線の要町駅まで突っ走ることに。
そしたらお前、要町駅に有楽町線がこねえの。なんだよ次が来るまで12分て。案内表示に 「PASS～通過」 なんて書かれてたけど意味わかんない。何か事情があって遅れてるわけでもなさそうだったけど、もしかして副都心線のお陰で有楽町線のダイヤまで変わったの？オレはただ2駅先の東池袋駅まで行きたかっただけなんですが。
「バスもアレで電車もコレか！」 と火病っちゃったサダオちゃんは、たまたまやって来た副都心線で池袋駅まで行き、そこから徒歩でA-RAJへ向かうことに決定。
で、オレ思うんだけどさ、東武東上線も有楽町線も、そして副都心線自体のダイヤもグッチャグチャになってしまってるわけじゃん？
この路線って本当に必要だったのか？
副都心線が走ることによって、それまで普通に問題なく使えてた交通手段が信用できなくなるってんじゃ本末転倒じゃないの？
今回みたいにバスとのコラボまで発生してしまうと、移動にもの凄いストレスと時間がかかってやってられないんですが。
そんな暗い話は忘れてカレーの話しようぜ！
各交通機関に酷い目にあわされたせいでランチタイム終了ギリギリになっちゃったけど、店のおっちゃんが 「マダイイヨー！ドゾー！」 と優しく迎え入れてくれたぜ！
てかこのミールス1,300円ってビックリ安くないか？（ベジタリアンミールスなら1,000円）
でっかいパパド達をどかしたら下にもご飯やカレーが隠されていた。しかもよく知らない付け合せみたいのがいっぱいあって楽しい。
■ミールスの内容（ベジタリアン用）
・サンバール（野菜入り豆カレー）
・ラッサム（スープカレー）
・ダヒ（ヨーグルト）
・ダールまたはクトゥ（豆カレー）
・ポリアル（炒め物）
・ライス
・揚げパン
・パパド（豆せんべい）
・ピクルス
・インディアンデザート
※ノンベジの場合は品数変わらず、お肉や魚介を使ったメニューが増える
ええとね、サービス精神は嬉しいんだけどね、ランチタイムにこんなミールス食べたら一日が終わる。間違いなくサラリーマンは仕事にならない。
一言で言うと食い切れなかった…。
でも味はどれも美味しかったの！各種カレーはそれぞれ味のベースが違ってて、程よくスパイスも効いてて、見たことも聞いたこともない謎の物体が隠れていたりして楽しい！
特にインドのがんもどきみたいなのがカレーの中に入ってて、それが初体験の衝撃というか、オレも彼女も凄く気に入ったんだけど、いったいアレはなに？食感も風味も新しかった。また食べたい。
こちらはランチセットのナンとライス。分厚くてよく焼きのナンの下にライスが隠されているという罠。
でさ、最初ここのナンを見たときに 「焼き過ぎじゃないか？」 と思ったんだが、食ってみたらモチモチカリカリのトーストみたいでうめーーーー！
これヤバイな！何がヤバイって腹に溜まり過ぎるな！
ほうれん草と鶏のキーマカレー。上は至って普通の緑色のほうれん草のカレーだが、その下には鶏ひき肉たっぷりのキーマカレーが。
辛さはそれほどでもなく、どちらかというとマイルドな味付けで、刺激ではなく旨味目的のスパイスがたっぷり。鶏肉やほうれん草の風味とあいまって、意外と複雑でジワジワ来るなコレ。
デブならこれを食え！的なペッパーチキン。ピリピリと刺激的なホットメニューで、中にはゴロっとした大きな鶏肉が。その皮の部分がトロトロになってて美味いのなんの。
食べやすい味ではあるんだけど辛味も刺激もたっぷりで、ナンにもライスにもよく合う。ってかこれを肴にビールも飲める。デブかつ飲兵衛な人に大変オススメ。
そしてやはりこのセットも量が多くて、小食な人には絶対に食べきれない量が出てくるので注意。今回は2種類のカレーとラッシーの付いたセットを頼んだけど、普通はカレー1種類のヤツで腹一杯だと思われる。
それにしてもこのA-RAJって前々から美味しいと有名で、来なきゃ来なきゃと思いつつも東池袋という土地が微妙に行き辛くて来れずにいたんだが、もっと早く味わうべきだったなと。
「なんだ、南インド系の料理が食いたければここに来ればいいんじゃん」 ってな感じ。
■A－RAJ
住所：東京都豊島区南池袋2-42-7
TEL：03-3981-9688
営業時間：11:30～15:00(14:30LO) 18:00～23:00(22:30LO)
定休日：火曜
URL：http://www.a-raj.com/index.html
アクセス：東池袋駅を出てすぐの首都高の高架下。池袋駅からは東口出口を出て目の前のグリーン大通りをひたすら真っ直ぐ歩く。(徒歩10分くらい）
さて、大変なことになった。本来ならこの後お蕎麦屋さんに行かねばならないのだが、残念ながら腹には水すら入れる余地がない。
というわけで、オレも彼女もこのところくたびれ気味だったので、久しぶりにマッサージ屋さんへ行って時間を潰すことに。
こういう時に繁華街って色々な選択肢があって便利だよねえ。
マッサージ屋で身体をほぐされ、多少腹に余裕が出来たので、さっそく豊島区役所まで歩いて移動。そこから程近い場所にある小さなモスバーガーの隣に目的のお蕎麦屋さん美蕎さんが。
とりあえず初回なので、無難に天せいろととろろ蕎麦で様子を伺ってみることに。
まずは天せいろのつゆセットが到着。試しにひとくちつゆを味わってみると、江戸っ子の好きそうな辛口のつゆで、オレ様は蕎麦通を気取って 「こんなに強いつゆじゃ余程味の強い蕎麦じゃないと死んじゃうだろ！」 とか知ったような口をきいてみた。
続いてとろろ蕎麦用のつゆととろろと卵の黄身。ぷりっぷりで大ぶりな卵が明らかに美味そうだ。とろろも見た以上に頑丈でしっかりしていて、これで蕎麦が美味けりゃかなり嬉しいんじゃないかと。
夏野菜の天ぷらさん。おくらだのにが瓜だのベビーコーンだのと色々とあって、あっさりさっぱりと食べやすい。揚がり具合も程よくサクサクしっとり。
塩で食べても美味しいし、つゆをちょっぴりつけても美味い。ただしつゆが濃いので、びしゃびしゃにすると辛くなり過ぎるので注意。
そして待ちに待ったお蕎麦が到着。
出てきてびっくりしたんだが、こじゃれ系の蕎麦屋によくある細くて固めに茹でた蕎麦かと思ったら、こんなに太くて平たい田舎のお蕎麦のような頑丈なタイプだった。（粗挽きを選んだからか？）
ああ、確かにこれなら濃い口のつゆじゃないと逆につゆが負けるよな。納得しましたごめんなさい。
で、これだけ太いのにツルっとした喉越しともちっとした食感があって、思ったよりも食べやすい。ちゃんと風味もあるし、個人的にこの蕎麦は好きだ。
ふと思ったんだけど、ここの蕎麦ってあれだ、それこそ前に行こうとしたら閉店してた神保町の出雲蕎麦のお蕎麦に似てる気がする。出雲蕎麦はこういう素朴で太いお蕎麦が割子で出てきたんだよね。
いっそこの店で割子やってくれないかなあ？薬味をいっぱい用意して。
お蕎麦が頑丈だからか蕎麦湯もドロドロで味が濃い。ちょいと多めにつゆを残してたんだけど、それでも蕎麦湯の香りが強くて全然負けてなかった。
うわ、この店いいかもしれんなあ。
決して流行の細打ち固めの蕎麦ではないんだけど、こういう田舎っぽい蕎麦もいいよねえ。山奥の店で獲れたての山菜と一緒に出されそうな感じがたまらない。
問題点を挙げるなら、土地柄か値段が少し高めなことくらいか？（それでも我慢どころの価格ではあるが）
明らかに好き嫌いがキレイに分かれそうだけど、都心価格で田舎臭い蕎麦を食べることが許容できるならオススメ……と言いたい所だが！
※最大の難点
蕎麦屋なのに香りの強いお香を焚いてるってのはどういうことか？お香の臭いが強すぎて、蕎麦の風味を味わうのにえらく邪魔だった。香りの途切れなさで言えばタバコよりもシャレになってない。すべてが台無しになるのでこれだけは即やめて欲しい。
この点が改まらない限り、残念ながら二度目はないと思う。せっかく方向性は面白いのに画竜点睛を欠くとはまさにこのこと。良い店なんだけど本当にもったいない。
■美蕎（蕎麦）
住所：東京都豊島区東池袋1-32-5
TEL：03-5960-0083
営業時間：11:30～16:00(15:30LO) 17:00～22:00(21:30LO)
定休日：日・第2土曜日