マンションで有料AV撮影会をやったアホが逮捕。当たり前だバカ。 | C.I.L.

マンションで有料AV撮影会をやったアホが逮捕。当たり前だバカ。

だから無知なヤツが金欲しさに下手にアダルトに手を出したらイカンと言うのに!

女を用意してマンションでAV撮影をし、それを客から金を取って見せていたバカが逮捕された。

・ソース
名古屋市のマンションで約100人の客を集め、アダルトビデオの撮影会を開催したとして、愛知県警中署は18日、公然わいせつの現行犯で、主催者の無職小林国男(68)=同県日進市赤池=、女優役の風俗店従業員健部絵里(28)=東京都豊島区池袋=の両容疑者ら4人を逮捕した。

調べでは、小林容疑者らは18日午後、名古屋市中区栄のマンション7階の一室で、健部容疑者に下半身を露出させ、男優役の容疑者に触らせる場面などを撮影させた。

小林容疑者は元フリーのカメラマン。4年ほど前からインターネットサイトで会員を募集し、毎週末1人当たり1万2000~1万5000円の参加費を集め、撮影会を開いていた。会員は約240人おり、毎回約100人が参加。人気のある女優の時はさらに客入りが良かったという。
(時事ドットコムより転載)


一度に100人が収容できるマンションってすげえな!

まあそれはともかく、この問題は一般にあまり知られていない 「AV業界の裏事情」 を説明するのにちょうどいいサンプルである。

というのも、「やっていいこと悪いこと」 を知らない業界外の人間からすると、これでなぜ逮捕されてしまうのか理解出来ないだろう。

女優と男優を絡ませて、それを客に見せる行為というのは、一見するとストリップと同じなんだから 「違法ではない」 と思う人も多いはず。それに本番行為ならソープだってあるじゃないかと言う人もいるだろう。

しかしそのストリップも、マンコを見せたり本番マナ板ショーなんざヤラかしてしまったら違法だし、ソープも本番をやってるところにもし警察が踏み込んで来たら女も客も逮捕されてしまう。

こう言うと例の東村山のキチガイ市議 のように聞こえるかもしれないが、現にストリップ小屋に嫌がらせのように警官が押し入って逮捕者続出なんて話を昔はよく聞いたもんだ。普通はお目こぼしがあるもんなんだけど、警察様の気分次第でいつでも挙げられるという、グレーではなく明らかにブラックな存在なのである。

今のご時世ストリップ小屋自体が減ってしまったのであまりこういう話は聞かなくなってしまったが、今でもその気になればストリップだろうとソープだろうと全て違法とみなしてとっ捕まえる事が可能。なぜそれをやらないのかというと、そりゃもう上にも書いたけど "お目こぼし" という伝統的なアレである。無知なヤツが知ったかぶってよく言う 「本番行為がなければOK!」 というのは大嘘で、厳密に言えば性器の露出をした時点でアウトなのである。

ではAV業界はどのようにして誤魔化しているのかというと、これはパチンコの三店方式と同じように意味不明な言い逃れ方があるのだ。

笑ってしまうかもしれんが、大マジなので以下をよく読んで欲しい。本当にこれが "AV業界が取り締まりの対象にならないための言い訳" である。(未成年者を使ってたとか屋外で撮影したとかは問題外ね)


1.AVといえど映像作品の制作は表現の自由の範疇である。
→撮影現場にいる人間は全員スタッフである。
逆に言うと、現場に金を取って客を入れたらストリップと同じで違法行為になる。例えば一昔前にチョコボール向井がやっていたAVWという、リングの上でハメまくるプロレスAVシリーズがあった。その撮影の際はスタジオ(越谷のあそこ) にリングを組み、本当のプロレス興行のようにリングの周囲に大勢の観客を並べていたんだが、実は全員に10円玉をギャラとして渡していたのである。ようはそいつらは客役のエキストラであって、出演者なんだという言い訳だったのだ。最近SODが素人の童貞募集なんてアナウンスを流していたが、あれだって 「出たければ1万円払え。そうしたら女優とヤラせてやる。」 なんて言ったら即座に逮捕者が続出する。あくまで表現の自由の名の下に "映像作品を撮影しているスタッフ(および出演者)" だから許されるというだけなのだ。


2.本番行為はしていない。
→マンコにチンコを挿入する行為はしていないので合法。
これ笑っちゃうかもしれないけど本当の話である。今のご時世 "擬似本番" なんて滅多になく、実際にマンコにチンコを出し入れしているんだが、建前としては本番行為はしていないことになっている。一昔前は映画でも 「リアリティがなくなる」 と言って、実際に濡れ場で本番をする俳優や女優がいたという話だが、いくら表現の自由を振りかざしたところで本番行為というのは違法とみなされてしまうのである。ではそれをどう誤魔化しているのかというと…。


3.倫理団体の審査を通過しているので違法性はない。
→モザイクがかかっているので性器の露出にはあたらず合法である。
はいコレ。コレこそが日本のAV業界にとって最大の "開けちゃいけないパンドラの箱" である。倫理団体にはヤクザの他に(おっと!) 警察OBや知識人と言われてるような連中が名を連ねている場合が殆どなんだが、そういう "専門家" がOKを出してるんだからOKだろ?というのが最大の錦の御旗になっているのだ。またここでモザイクという不思議なフィルターをかけることによって、2で挙げた "本番行為" について 「してません」 と言い張っているだけなのである。いや、マジなんだって。疑いの目で見るなって。飯島愛が芸能界にスライドした時に 「本番は一切してません」 と言って叩かれてたけど、あそこで 「本番しまくってました」 と言ったら逮捕されてもおかしくないんだって。

よくみんな 「ビデ倫はモザイクを薄くしたから逮捕された!」 とか 「モザイクが濃ければOK!」 とか言ってるけど、それは大嘘である。モザイクがかかってようと何だろうと、本番行為をメディアに記録して売り捌く行為はどの角度から見ても違法なのだ。

だから本来ならばAVメーカーは何があっても 「ウチは本番行為はしてません」 と言わなきゃいけないんだな。

今じゃみんなその辺の感覚がゆるくなって、中にはそういう裏事情を全く知らない業界人なんかもいて、AVで本番するのは当たり前かのような風潮だけど、実はお前ら危ねえぞと。お上がその気になったらいつガラを持ってかれても不思議じゃねえんだぞと。

ではなぜこのような詭弁が通用するのかというと、そりゃもうエロは金になるからである。

だから3で挙げたようなナニがアレな団体さんが出現して、一部のお偉方や天下りの老害がウハウハなのだ。



という訳で、特にエロ業界で働いている人間なんかは、この辺の裏事情をしっかり勉強するように。

それとこういう複雑な話ばっかなので、素人は下手にエロに手を出さないように。