5/16 曇りときどき晴れ

台北に行く。用事がないと本当にうちの周辺から出ないし、台湾らしいことを何もしないので、週に1~2回は台北に出て、観光っぽいことをしてみるキャンペーン(←たぶんすぐイヤになるけど)。

私が台北でいちばんうまいと思ってる魯肉飯、「金峰」へ。魯肉飯と、青菜と、豆腐を注文。75元(約330円)。久々に食べたけどやっぱりうまかった。やっぱりここを超える魯肉飯にはいまもって出会えていない。



次に、二二八国家記念館(二二八和平紀念公園にあるのとは別のやつ)に行こうとしたら、通り過ぎた郵政博物館に、「衣態萬千-服飾郵票特展」のポスターが。時代ごとのファッションをデザインした切手の特別展。へーおもしろそう!と思って、入ったら2時間過ぎていた…。私は美術館・博物館に入ると長い。隅から隅まで見てしまう。

おもしろかったのは、ここで扱っている郵便の歴史が、中華民国としてのそれ、だったこと。だから展示は大陸から始まっている。(中華民国と台湾って、微妙に違うんですよね)大陸のほうでは、紀元前から郵便システムがあったという。紙がなかったころは竹に筆で書き、また金持ちは絹に書き、ただし昔は郵便サービスというのは軍事的・政治的な文書にしか対応していなかったので、一般人の私信を郵送する方法は…なんと、「誰かに頼む」だったという。不安定!!

で、「火急」っていう言葉があるじゃないですか。急ぎの郵便は、封筒の角を火で燃やして焦げ目をつけてた、とかいう話、面白かった。何世紀の話か忘れたけど、火急っていう言葉、昔からこんなふうに生きてたんですねぇ。


と、まあ郵便の歴史から、国・テーマごとに集めた切手の展示(この日は宇宙の切手とか)などあり、見ていて楽しかった。私はやっぱり、自然や野菜・果物・動物などを写実的にプリントした切手よりも、イラストのほうが好きだな。そこに人の創造力ってものがある気がして。

満足して出てきてから、「衣態萬千」の展示を見ていないことに気づく。あれ? あんなに隅から隅まで見たんだけど? 特別展を見過ごす、なんていうことがあるのだろうか。


つづく

●メルマガはじめました!

 

主に新刊の連載と、購読者さんからのおたよりにお返事するコーナーなどあり〼。

 

ご購読はこちらからできます! 初月は無料なので、登録・解除はお気軽に~。

↓↓↓

大原扁理のやる気のないラジオ メルマガ版 (mag2.com)


メルマガタイトル:大原扁理のやる気のないラジオ メルマガ版
対応機器 :PC・携帯向け
表示形式 :テキスト・HTML形式
発行周期 :毎月 第2金曜日・第4金曜日
創刊日 :2021/4/9
登録料金 :550円/月(税込)