手塚治虫先生の伝説的マンガ第２巻。
無免許の天才医師、ブラック・ジャック先生。だからといって、なんでもかんでもチョチョイのチョイじゃないところがとても人間っぽい。
たとえば『針』。地震で点滴台が倒れ、なんと患者の腕の中に折れた注射針の先が入ってしまいます。レントゲンを見ると、針の先は血管をたどって、どんどん心臓へ近づいていく…。一刻も早く摘出しなくては！！という話なんですけど、このとき、天才ブラックジャックをあざ笑うかのように、現代医学では考えられないことが起こり、手術がムダに終わるのです。
で、また後日驚くことが発覚するんだけど、それを聞いたときの悔しそうなブラックジャック先生の横顔が超セクシーでしたﾊｧﾊｧ(;´д｀)
ところで手塚治虫のマンガって急にＢＬ感出してくるところあるけど、今回は孤独なブラックジャックとシャチとのあいだにその萌芽がﾊｧﾊｧ(;´д｀)。
人体と医学、動物と人間、そして西洋医学と東洋医学…。それらは対立するように分かれて存在しているものではなく、全部があって世界なのだよ、どこにも属さないブラックジャックはそういうメッセンジャー的存在…のように見えて、そういうわけでもないのか（笑）。まだこのブラックジャックという人の行動原理がよくわからない。医者になって何がしたいんだろう、この人。
しかし１４エピソード入ってるんだけど、なんとなればそれぞれ薄めの１巻分にできそうな話を、全部読み切り短編にしてるのすごい熱量だなぁ。
●メルマガはじめました！
主に新刊の連載と、購読者さんからのおたよりにお返事するコーナーなどあり〼。
ご購読はこちらからできます！ 初月は無料なので、登録・解除はお気軽に～。
↓↓↓
大原扁理のやる気のないラジオ メルマガ版 (mag2.com)
メルマガタイトル：大原扁理のやる気のないラジオ メルマガ版
対応機器 ：PC・携帯向け
表示形式 ：テキスト・HTML形式
発行周期 ：毎月 第2金曜日・第4金曜日
創刊日 ：2021/4/9
登録料金 ：550円/月（税込）