２００４年の台湾映画のノベライズ。
台湾南部に住む純情ゲイ青年・ティエンは、同じくゲイの友人を頼って台北に引っ越してくる。友人の働くゲイバーで出会ったのが、悪名高いプレイボーイのバイで…というストーリー。
青春ラブコメなんだけど、まだＬＧＢＴとかが社会的にそんなに取り上げられていなかった２００４年の時点で異例の大ヒットというのが台湾らしい気がする。大ヒットってことは、たぶんオールジェンダーがフツーに観に行ってたんじゃなかろうか。
私もまだ台湾に移住すると思ってもいなかった頃に映画のほうを観たんだけど、なんつってもカラッと爽やかで、仲良しメンバーたちに迫る初恋や失恋にいちいち大騒ぎするのも笑えるし、何しろ重々しくないのがよかった。ま、当事者の現実を反映していない…といえばそうなのかもしれないけど、これはこれ。エロシーンも出てこないし、爽やかＢＬとして楽しむのがよいと思う。
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