10/13 曇り
綿がはみ出した古いふとんを粗大ゴミとして捨てに行こうとしたら、母が使うというのでやめた。ベッドのマットレスを、兄が洗濯したら綿がわやになって、ふとんのほうがいい、ということらしい。
市内の電器屋に、新しいノートパソコンを買いに行く。仕事で使うので経費で…という事情から、本体の予算は10万円。しかし店員さんと話していて、正直赤字の値下げ競争の話を聞くだに、安売りという文化があまり好きではない私は、お店にも利益が出るようにいろいろ値上げを提案するが(そんな客はいないらしい、笑)、値段のことはそう自由にいじれるものでもないらしく…。パソコン本体が売れても赤字になるならアクセサリーを買おうと、キャリーケースを買った。あとプリンタのインクとか備品も次からここで買おうと思う。
安売りの何がイヤって、商品にも作り手にも売り手にも、そしてお金にもリスペクトがないと思うのよ。そして自分が商品だったら、作り手だったら、売り手だったら、そしてお金だったら、何が悲しくて自分の価値を下げてくる人の役に立たなきゃいけないの?って思うじゃん。それより価値を与えてくれる人のために役立ちたい。だからこれは、私が価値を貶める人でなく、価値を与える人になるという、結果的にたいへん利己的な運動(笑)。ただし、高けりゃいいってもんでもない。自分が思うところの適性の範囲内であることを大切にしている。
この日から台湾入国、隔離措置が撤廃でぐっと行きやすくなる。私も台湾に帰る航空券を予約。でも、まだ入国数の制限があるので便数が完全に復活してないらしく、ちょっと高めだが仕方ないか。
台湾に帰る日が決まったので、それまでに片付けておかなければならない仕事を前倒しでやる。仕事っていうか絵本の同人誌(レプティリアンのハチュ田くん)の制作なんだけど、この中に一カ所、ドラえもんのパロディがあって、それは何でもいいわけではなく、ドラえもん以外にありえないからお願い!っていう感じなんだけど、ふと気になって著作権の侵害がどの範囲に及ぶのか調べる。
いちおう、著作権者が訴えなければ罪には問われない親告罪になっていて、
・オリジナルの利益を損なわない
・キャラの宣伝になる
・ファン同士の交流の範囲内
であれば、けっこう黙認されているみたいなんだけど、同人誌でも訴えられたケースもあるらしいし…。
それで思ったのが、書評系YouTuberのこと。私の本もたくさん書評系YouTuberさんに取り上げてもらってるんだけど、私はその「紹介のしかた」に、卓越した技術や、他の追随を許さないオリジナリティがあれば、元ネタが私だとしても「新しい表現」と受け取ることが多い。
で、絵本である。該当箇所は、ドラえもんをそのまま使っているのではなく、作中のキャラと合体していて、他ではありえないオリジナルな絵面、と自分では思っているんだけど、でも藤子先生が同じように思うかはわからないしなぁ。うーむ、迷ったが描き直すことにする。
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