『凪のお暇②』

コナリミサトさんの大人気マンガ。空気読みすぎて会社で過呼吸になって倒れた凪ちゃん、会社もやめて郊外に引っ越し、社会からお暇して、わくわく節約生活を開始！というのが前巻までのあらすじ。

第２巻は、あのときやこのときの、凪ちゃんの元カレ・慎二から見えた景色がどうだったのか、が描かれる。するとあら不思議、第１巻で若干この人サイコパス？って感じだった慎二が、本気の恋を失って傷ついてる純粋なイケメンに！！

あと、ゴンさんとか、うららちゃんとか、お隣さんとの関係も発展していって、凪ちゃんのお暇ライフは重層的になっていく。

私が思う凪ちゃんを好きなポイントは、たまにブラック凪ちゃんが出てきちゃうところ。連れて行かれた婚活パーティーで偶然会った元同僚（女性）が、男性たちをこきおろすのにイラついて、「あんただって男と同じくらい浅ましいじゃん」と言ってしまう。おうおう、言ってやれ言ってやれ！と読者の私は思うんだけど、私が凪ちゃんをただ好きなだけでなく、さらに信頼までしているのは、そのあとすぐに自分を顧みて、その場で「…でも浅ましいのは私もです」って言えるところ。こ、こんなふうに素直になりたい！！

そして凪ちゃんがお暇してるの、立川だったんですね！私もあのあたりで隠居してたので急に親近感が倍増。