『Nobody Knows』

★今週はBLマンガ強化ウィークです。…いやそんなウィークはないですが、私がBLマンガを読み過ぎて読書記録が溜まりに溜まってるんで、３ヶ月に一度くらいの頻度で勝手にBLマンガを、ジャンルの偏りないように紹介し続けたく…気が向いたらお付き合いください…m(_ _)m★

SHOOWA先生の初期BLマンガ短編集。

前半の『Nobody Knows』、後半の『Everybody Knows』の、大きく分けて２つのCPの話。私は前半の『Nobody Knows』にやられました。

主人公はススムとモドル。モドルは前科持ちで、なかなか働き口が見つからないところにやっとありつけたのが、「人形」のメンテナンスをするという仕事。この「人形」っていうのが、AI知能を搭載したリアルダッチワイフみたいなもんで、富裕層の密かな文化として広まっている…。で、そこの同僚として出会ったのがススム。もちろん名前はただの通称。で、もちろんこの二人がくっつくわけですが、ススムにはある秘密が…。

ふ～ん、そういう近未来ファンタジーな設定なのね～、と思って読み進めると、ある時点でその設定がもう一段階広がり、「おおっ！そんな話だったのか！？」「え、やっぱり違うのか！？」「なになにどうなるの～！？」となって、だから２回読んで、「あ～これはこっちの意味だったのか！」っていう発見があって超楽しい！私はこういう、SHOOWA先生の物語世界の奥行き・謎解き要素が好きなんですが、なんと初期のころからこの世界観は健在だったのですね～。

…ってネタバレを避けるあまりほとんど何も言ってないに等しいが、とにかく好きです、SHOOWA先生。