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早朝、名古屋着。
朝6時でもやってるのはマックぐらいしかなくて、でも超行列だったので、ちょっと歩いてみたら、西口を出たところに、ホテルの一階に入ってる喫茶店を発見。
入ってみたら無愛想に「6時半からです」と言われたので、出ていこうとしたら、「座って」とやっぱり無愛想に言われる。あー、名古屋に帰ってきたと思った。無愛想だけど、不親切というわけではないんである。
店内はホテルの朝食会場になっているらしく、おじさんたちがキビキビとモーニングの準備をしていて、朝からきちんとひげそりをあて、髪もなでつけた感じで清潔感。顔を近づけたらシェービングクリームのにおいがしそうな。でも足元が革靴でなくてサンダルっていうのが、名古屋のホテル内の喫茶店ですよね。
そんな中でもこの寒い早朝に氷入りの水を出す、という画一的サービスがまた名古屋。おばさんに、「お湯をもらえますか」と言ったら、しばしフリーズしたのち、「あっちにお湯のポットありますよ」「……」え、ポットがあるのはわかったけど、カップとかはくれないの!?「すみません、お湯を入れるカップとかもらえますか?」と聞いたら、おばさん再フリーズ。マニュアル以外のことを言われると反応しないロボットみたいだ。そしたらそれを聞いていたおじさんが、カップにお湯を入れて持ってきてくれました。ああ名古屋…。
何っちゃない名古屋名物モーニングを食べていたら、スーツケースを引いた若い女の子二人が入ってきた。宿泊客ではないようだった。たいへん愛想のいい女の子で、モーニングを食べ、出ていく時に「どうもご迷惑おかけしましたぁ」とおばさんみたいなことを言ってて、若い子が言うとものすごい不自然だなぁと思った。
実家に帰るとき、私の最寄り駅は田舎で乗客が少ないので名古屋を出た車両が途中から半分切り離されてしまう。だから車両を移動しなければいけないのだが、これがいつまでたってもわからない…。ぼーっとしてるとたどり着けない町に実家があるんである。
夜は台湾みやげのきのこスープを作った。
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