9月16日、福島県南相馬市小高区にはじめて行ってきました。柳美里さんの本屋「フルハウス」、それから裏手の倉庫を改装した劇場でやってた、青春五月党の復活公演「静物画」を観に。


演劇って初めて観るもんで、なんの知識もないけど大丈夫かなーと不安だったが、いやー、いいもんみしてもらった。

私が観たのはマチネで、出演は全員女子生徒でした。舞台は教室、でも外と中、陸と海と空、過去と現在と未来がぜんぶそこにあるような不思議な雰囲気の教室で、六人の女の子たちが繰り広げる会話が、だんだん福島のイマココに向かって渦を巻いて、一人の少女の不在へと帰結していく感じ、ドキドキしたし、怖かったな。これ四日間限定というのは惜しい気もするし、だからよかったという気もする。

また帰国したときチャンスがあれば、行きたいなー。


劇の後、ものすごーくゆっくりと時間をかけて、「フルハウス」で二冊の本を買いました。

新井英樹さんの『宮本から君へ』、そして柳美里さんの『国家への道順』。これから楽しみに読みます。