友人スジャータ女史が、最近、奥渋谷を激オシしていて、おくしぶごはんをしよう!ということになった。

私は食べ物についてあまりこだわりがないので、いつもスジャータ女史のいくとこに黙ってついていく。

東急本店を奥へ抜けると神山町。これが渋谷かというような、落ち着いた雰囲気の街。

あまり自己顕示欲が激しくないほうのおされピーポーの集うおされバーやカフェなどもありつつ、昔ながらのおそば屋さんも同居していて良い。

どうして東京に六年も住んでいながら、こんな素敵な場所に気づかなかったんだろう。

渋谷育ちのスジャータ女史も、奥渋谷の存在はもちろん知ってはいたし、この近所で働いていたのに、奥渋谷の良さに何年も気づかなかったの!とか言ってたら平井堅氏とすれ違った。聞きしに勝るイケメンであった。縁起がよいですね。

この日ふたりで入ったのは、恋文居酒屋かっぱ松濤。


ここの深夜定食(千円)が、


アラサーの胃袋と隠居の懐具合にちょうどよい!!

店員さんもやさしくて落ち着いてて、お水のグラスなんかかわいいボトルに入れてくれたりして癒される。

多肉街渋谷で外食難民だった私、ここならごはんが食べられます!ありがとう!!

帰りのバスで、珍しく高いテンションで奥渋谷が気に入ったことを話していたらスジャータ女史がみるみる般若顔になっていった。

スジャ「私は扁理くんに30店舗くらい良いお店紹介したのに、扁理くんから三店舗くらいしか良いお店教えてもらってない上に、扁理くんは私が見つけたお店で常連風吹かせてるじゃん。それは400年前のムガール帝国で、私が二山越えて苦労の末発見したチャイ屋のイケメンオーナー紹介してあげたのに感謝せず常連ぶってたカルマの繰り返しだよね!」

と時空を越えてキレてきて身の毛がよだちました。