来ました!21世紀美術館へ!!


到着してすぐ、レクチャーホールでLab.リレートークという催しがあって、よう知らんけど今日限定なので着席。

チラシを見ると、21世紀美術館の新しい展覧会シリーズの制作者のトークらしい。

知覚の拡張(主に視覚)に関連する展示だそうで、登壇者は二組、三人。

文字を音声化して耳で読むメガネ型デバイス「オトングラス」を開発してる島影さんと、視覚情報を言葉ではない音声にして耳で視るというデバイス「Sight」の開発者、和家さんと鈴木さん。

全員20代、新しい人たちが何を考えてるのか聞けてたいへん面白かった。

技術がヒューマンなものにきちんと下支えされているとき、未来のことを想像するのってこんなにワクワクするのか、と思った。(鳥影さんの場合、オトンが一時的な読字障がいになったことがキッカケで開発を始めたそうです)

二つとも、タイミングに恵まれず体験できなかったのだが、いつかどこかでやってみたい。

研究開発の過程をアートとして展示するっていう21世紀美術館の発想も画期的だし、とくに関係はないが遠くから応援してる。


スイミングプール、水面下からの景色。釣りをするときは、人間は岸からか~なり離れた方がよい。

あと企画展示『死なない命』も超絶おもしろかった。

やくしまるえつこさんの『わたしは人類』。
音楽の記録媒体として微生物の遺伝子を選ぶっていうぶっとんだ発想もさることながら、人類が滅亡しても微生物はきっと生き残り、いつか何万年後に誰かがそれを解析してこの音楽を再生してくれるかもしれないなんて、ロマンチックじゃありませんか。

アナログ人間の私には意味はわからないんですが。

ユーミンの『未来は霧の中』という歌の中に、「宇宙服流行りしころ 科学も夢を見てた」というキュンとする一節があるが、いろんなことが解明されて想像力の余地が減ってしまった現代だって、科学はまだまだ夢を見られるんですね。

この『死なない命』という展示、命に対するあこがれとか尊敬がたくさん詰まっていて、ほんとによかった。

そんなこんなで、四時間滞在したのに全然時間足らなかった、、、次に行ったときは一日確保していきたい。