金沢に着きました。

この日は午後から台風とのことでしたので、いつ雨に降られてもいいように、屋内美術館をできるだけ回る。

兼六園の茶屋街でじぶそばをいただき、


まずは石川県立歴史博物館へ。

縄文時代から説明されてもピンとこんので、順路を逆にまわって近代からさかのぼりました。

写真は禁止だから撮れなかったんですが、能登や加賀には「あえのこと」という豊作・大漁祈願のお祭りがあって、各地の神饌のレプリカが展示してあって興味深く見学。

全体的に、なぜそうなったのか、人間がこねくりまわせる程度の意味や理屈をはるかに超越していて、そういうところに神様はいらっしゃるのだ、それをただそのまま見ればよいのだ、という深遠な感じがした。

中でもおけらもちという、形態の由来が定かではない人智を超越した形のおもちが超かわいい。

でっかい鏡餅の上に、ひし形の餅を半分に折ったような餅が置かれてて、その半分だけ色が塗られていて、さらにその上に小さな丸い餅が、同じ色を塗られて置いてあって、これが各色5セット。

なんて無意味な形なのか!萌え~

それから縄文時代の土偶って、男性器はあるのに女性器がなくて、女性の全体像はあるのに男性の全体像はないのはなぜ?全体の形としてとらえたときに、そのほうがポップにしやすいからだろうか。ここにポップにチャレンジしたろくでなし子さんは改めてスゲー、と思った。

鈴木大拙館にも行きたかったが、暴風雨を心配したのと、たぶん21世紀美術館で半日つぶれるだろうと見込んで今回はパス。


ランチはななほしカレーを。

私はあまりたくさん品数があると混乱するので、丼や一品ものが好きなのですが、ここのカレーは一品なのに一口ごとに味がいろいろ変わり、これはボケ防止に役立つなあ、と思ったりした。

21世紀美術館のすぐ隣にあって、おいしいのでまた行きたい。